浦沢直樹 / BILLY BAT 3巻
浦沢直樹の『BILLY BAT (ビリーバット)第3巻』。買ってからずっと積んでいたんですが、やっと読めた(汗)。
前巻の終わりから始まった忍者ものでほぼ1冊のこの第3巻。
コウモリの巻物を運ぶ忍者の勘兵衛と、巻物をフランシスコ・ザビエルから日本へと持ち込んだヤジロウの2人の物語が綴られますが、
1冊として楽しめる出来だったのではないかと。
3巻まで来てはっきりしてきましたが、このBILLY BATは歴史に影響を与えるコウモリの巻物・マンガを軸にして、それらにまつわる歴史上のストーリーが描かれていくのでしょう。
そうするとそれぞれの短いストーリーは、全体像を構成するジグソーパズルのピースということになるので、1つのピースに対して評価を下すのもおかしな話になりますが。
ただこの第3巻は、裏切りとその中にある友情と、忍者ものとして面白く読めるのではないかと。
最後に明智光秀がコウモリの巻物を手に入れてなにをやるかなどはもう描かれるまでもないですが、1巻から展開した謎の収拾は今後に期待しますか。
Posted by toshihiko_watanabe at 20:21│
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