島本和彦氏の『アオイホノオ 4巻』。
たぶん発売日辺りに本屋で見つけたんで買って積んで(爆)いましたが、やっと読みました。
表紙は、珍しく満天の星空を仰ぐというなかなか良い雰囲気のものなのですが、オビの文字があまりに強力なので(爆)。
つーか、このシリーズは最初からあだち充を敵に回しすぎなような(笑)。
まあ作者同士良い関係なのでしょう…………たぶん。
内容は、作者の大学時代のフィクションを交えた自伝。
1巻からずっとですがあの庵野秀明との、深い付き合いではないもののやたら刺激を受け合うという妙な関係も描かれていたり。
そして作者の他の作品と違うのは、相変わらずの熱いセリフを、当時のマンガ・アニメから引用している箇所が多いこと。
「クラリス……だめだ……ううっ、いけない……ここで抱きしめてしまったら……「カリオストロ」のルパンで……なくなってしまう
俺が」
「やはり……せめてフィクションの中でくらい…人類を守らないと…
地球くらい守らないと…
正義とは何か
悪とは何かを問わないと…
スポーツなら体が砕けても…必殺技を…
あるいは野球どアホウにならないと…」
最高だなぁ(笑)。
まあこの考えを大きく妥協しないままに、在学中に「必殺の転校生」でデビューしたわけですが。
今後、デビューするところまで描かれていくのかはわかりませんが、まだまだ続いていって欲しい作品ですよ。