2011年03月21日

節電を兼ねて

ってわけでもないんですが(汗)、ここ1週間は普段より本を読む割り合いを多くしていました。

まあ停電に関しては、地震の日以降はなっていないんですけどね。もちろん計画停電には、第1グループにしっかり入っているのですが。
ただ突然停電になる可能性はあるので、仕事にはiPad(正直限界はあるけど)をなるべく使うようにして、Macの電源は夜まで入れていないです。震災の混乱はもろに受けているので、基本的にヒマですけど
遊ぶにしても、ゲームやDVDを見るのにもPS3はちょっと使用を控えようかと。電力消費のことはもちろん、ゲームの途中で停電になると、データが飛ぶ可能性までありますしね(汗)。

そんなこんなで、無難なのは読書。


買って積んでいる本も若干あるのですが、この間読んだ
法月綸太郎 / 犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題が良かったので、探偵法月綸太郎モノを最初から読み返していました。

CIMG4250

相変わらず脳がポンコツってるので、犯人かトリックのどちらかを終盤まで忘れている作品も(汗)。

ただ、小説的に面白く読めるという部分はかなりありますし、『頼子のために』『一の悲劇』『ふたたび赤い悪夢』が3部作を形成しているのは作者が明言しているものの、『雪密室』
『頼子のために』『ふたたび赤い悪夢』でストーリー的にまた別の3部作を形成し、『ふたたび〜』『雪密室』以来の登場人物の軌跡や謎に決着をつけているところは、やっぱり読後感が非常に良いなぁ、と。
もちろん最終盤で書かれているように、作者と作中の"探偵法月綸太郎"を悩ませる「探偵の存在意義」といったような超難問には決着をつけられずに終わっているわけですが。


法月綸太郎氏の著作が優れているのは、トリックや犯人がわかっていてもそれでもなお面白く読めるという、小説として完成度が高い作品が多いからかと思います。
展開も推理も二転三転する『誰彼(たそがれ)』のドタバタっぷりも、2回目以降だと整理して理解出来るので、これもまた楽しんで読めました
最初読んだ時は、なんじゃこりゃと思ったような記憶もありましたが(笑)。


Posted by toshihiko_watanabe at 23:58│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加  

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