2011年08月24日

有栖川有栖 / 壁抜け男の謎

有栖川有栖氏の、ノンシリーズものの短編集『壁抜け男の謎(2008年)』。

Kebenuke

もっとも短い作品は4ページの超短編だったり、推理小説ではない作品もいくつかあったりと、様々な趣向の16作品の作品が収められた短編集。
火村助教授江神二郎を登場させなくても十分に面白い作品となっていますし、なによりやっぱり短編も非常に上手い小説家なのだな、ということを再認識させられる。

ただ、自分の性格によるものだと思うのですが、長編は次の展開が気になって読み進めていくのに対して、こういう超短編集だと頻繁に一区切りついてしまうので、ページ数の割には読み終わるのに
けっこう時間がかかったという(爆)。


Posted by toshihiko_watanabe at 23:47│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加  

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