2017年07月23日

Jeff Beck / Loud Hailer

Jeff Beck(ジェフ・ベック)の昨年発売のスタジオアルバム、『Loud Hailer(2016年)』。

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スタジオアルバムは『Emotion & Commotion(2010年)』以来。
ソロ名義になってからの『Blow By Blow(1975年)』以降、スタジオアルバムはほぼインスト曲が占めていたのですが、前作では半分がボーカル曲で、今作ではインスト曲は2曲のみのボーカルアルバム。

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今作のボーカルを務めたのがRosie Bones、ギタリストのCarmen Vandenberg。
ちなみに当時久しぶりのスタジオアルバムだった『Who Else!(1999年)』以降、ギタリストのJennifer Batten、2007年からツアーに参加して『Emotion & Commotion』でも数曲プレイしたベーシストのTal Wilkenfeldと、近年のJeff Beckのバンドには女性メンバーの参加がよく見られる。
バンドを華やかにしたいのか、たまたま求めていたサウンドを出してくれるのが彼女たちだったのかはわかりませんが(笑)。

↓ブックレットに見開きで載っていた写真。

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アルバムは、ボーカルメインだとどうしてもかつてのJeff Beck Groupと比べたがる人もいるのでしょうが、ラウド系の女性ボーカルに加えて演奏もかなり現代的なものなので、まったく違う。
というか、Jeff Beckのスタジオアルバムは『Flash(1985年)』以降は作品ごとにサウンドは違っていて(『Flash』が名盤かは別として(汗))、今年73歳の彼がまた新しい音楽にチャレンジしているというのは本当にスゴいことだと思う。

Jeff Beckはスタジオアルバムは寡作な方で、『Blow By Blow』以降の40年ちょっとで、カヴァーアルバムの『Crazy Legs(1993年)』を入れても『Loud Hailer』で11作目のはず。
しかしまだまだプレイに衰えも見られないし、次のアルバムをどんなものにしてくるのかまた期待して待ちたいと思います。

Posted by toshihiko_watanabe at 21:41│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 CD / DVD / Blu-ray 

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