2012年11月21日

島本和彦 / アオイホノオ 9

島本和彦氏の『アオイホノオ』9巻。

Aoi9

序盤はようやく書き上げたマンガを送った雑誌社の編集からの電話をひたすら待ち、かかってきた電話には持ち上げられて落とされる忙しい展開。

まあ全体を通して今巻も良いフレーズが多くありますが、個人的には

リア充(みつる)だ!
若者は基本的に「自分のお気に入り」からしか、何かを学ぼうとしない

あたりかな


刊行ペースとしては半年に1冊と
(月刊誌に連載で、6話で1冊なので正しいペースなんですが)忘れた頃に新刊が出るペースですが、来年春の第10巻をまた楽しみに。  

Posted by toshihiko_watanabe at 23:17Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年11月29日

島本和彦 / アオイホノオ 5巻

島本和彦氏の『アオイホノオ 5巻』。

Aoihonoo5

今月初めに出ていたはずですが、最近本屋に寄る機会がさっぱりなく、やっと購入して読む。
あいかわらずオビの文章は攻撃的だ(笑)。

作者の大学生時代の自伝的作品ですが、今回の巻はほとんどが
自動車教習所での出来事。
それだけ作者にとっても大学生活中での印象深い出来事だったのかもしれませんが。


自分も運転免許は18歳になってからすぐに取りにいきましたが、このマンガで共感出来る部分ももちろん多く。
最初の教習所内の技術講習では「え?この素人にもうアクセル踏ませちゃうの?」と思ったのを憶えていますが(汗)。
教習所の卒業試験はたしか1回落ちましたけど、仮免と学科は全部1回でいけたような。
免許センターでのテストも1回で通りましたし。

まあそんな自分の経験も思い出される内容でした。


マンガの方は、その
自動車教習所で色々苦悩している裏で、同じ大学の庵野秀明らがアニメ業界へ足を踏み出しているという。
今回の教習所での話はこの5巻では完結していなくて、連載している
ゲッサンで5巻の続きが掲載されているのですが、この先どう展開していくのかは読めない部分があって興味深いです。
まあギャグマンガとしての面も大きく持つ作品なので、どうにでもなるというところもありますが
  
Posted by toshihiko_watanabe at 22:47Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年06月24日

島本和彦 / アオイホノオ 4巻

島本和彦氏の『アオイホノオ 4巻』。
たぶん発売日辺りに本屋で見つけたんで買って積んで(爆)いましたが、やっと読みました。

Aoihonoo4

表紙は、珍しく満天の星空を仰ぐというなかなか良い雰囲気のものなのですが、オビの文字があまりに強力なので(爆)。

つーか、このシリーズは最初から
あだち充を敵に回しすぎなような(笑)。

まあ作者同士良い関係なのでしょう…………たぶん。


内容は、作者の大学時代のフィクションを交えた自伝。
1巻からずっとですがあの
庵野秀明との、深い付き合いではないもののやたら刺激を受け合うという妙な関係も描かれていたり。

そして作者の他の作品と違うのは、相変わらずの熱いセリフを、当時のマンガ・アニメから引用している箇所が多いこと。

「クラリス……だめだ……ううっ、いけない……ここで抱きしめてしまったら……「カリオストロ」のルパンで……なくなってしまう
俺が

「やはり……せめてフィクションの中でくらい…人類を守らないと…
地球くらい守らないと…
正義とは何か
悪とは何かを問わないと…
スポーツなら体が砕けても…必殺技を…
あるいは野球どアホウにならないと…


最高だなぁ(笑)。


まあこの考えを大きく妥協しないままに、在学中に「必殺の転校生」でデビューしたわけですが。
今後、デビューするところまで描かれていくのかはわかりませんが、まだまだ続いていって欲しい作品ですよ。
  
Posted by toshihiko_watanabe at 23:51Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加