伊集院光さんのエッセイ集、『のはなしさん』。
久々に本をゆっくり、日数をかけて読みました。
今はなきtu-ka(懐かしいな)のメールマガジンに連載されていたものを編集してまとめられている『のはなし』シリーズ。
1冊目から、ある程度は面白い話を優先的に収録しているとは思うので、3冊目ともなると1冊目よりレベルは落ちそうなものですが、全編が"伊集院視点"ともいうべき視点から書かれている文章なので、やはり面白い。
ラジオでのトークにしろこういった文章にしろ彼の存在を確立しているのは、"まったく独自の角度からの視点"と、アングラ / サブカルとまではいかずに世間では少数派になる人々(逆リア充的というか)と同じ視点を、笑いで語れる部分なんじゃないかと。
「世の中を動かしてるのは、間違いなくスクールエスケイパーにもならず、新卒で会社に勤め続けてるまっとうなお方々ですが、そうでない人達もいるんですよ」
的な視点を多々感じるのですが、そこがややまっとうでない人達(自分を含めた)に支持されている部分が大きいんじゃないかと思います。
1冊目2冊目も内容は忘れつつあると思うので、引っ張りだして読んでみようと思った3冊目でした。
で、今日は月曜日なので、深夜1時からはTBSラジオでは『伊集院光 深夜の馬鹿力』。
radikoを録音して明日聴きますわ