2013年05月21日

King Crimson / Islands (40th Anniversary Series)

King Crimson(キング・クリムゾン)の1971年発表の4枚目のスタジオアルバム『Islands』の40周年盤。
輸入盤の、CDとDVDオーディオの2枚組のもの。

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60〜70年代のクリムゾンのスタジオ盤としての代表作は、やはり1stの『
In The Court of The Crimson King(1969年)』。
Islands』の次作で、1度解散してリーダーのロバート・フリップ以外のメンバーがすべて入れ替わった『
Larks' Tongues in Aspic(1973年)』。
アルバム発表と同時に解散となった『
Red(1974年)』 。
の3枚が代表作として認知されていると思うのですが、この『
Islands』も完成度の高いアルバムとして忘れてはいけない1枚。


個人的に興味のあるのは、DVDオーディオ盤の"MLPロスレス5.1chサラウンドミックス"なのでそちらを再生。まあCDのステレオミックスは、
DVDオーディオ盤にも入っていますが。

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アルバムのサウンドを特徴づけているのは、金管楽器と木管楽器の彩り。
それらがサラウンドで後方からも鳴り響いてきて、新しい印象が。
ちなみに今回の
40周年盤シリーズのサラウンドミックスは、基本的にメロトロンは後ろから分厚いサウンドで鳴り響く(笑)。

中間部をベースギターがほぼ2ノートで押し切る1曲目の「
Formentera Lady」〜「Sailor's Tale」はやっぱり良い音空間。
そしてアルバム最後の表題作「
Islands」は本当に美しい。
6分辺りからやっと入って、エンディングまで延々とクレッシェンドしていくドラムとメロトロンがとにかく良い。
静寂性で紡ぎ上げられた名曲として忘れてはいけない曲じゃないかと。

個人的には、この
Islands 1曲のサラウンドミックスだけでアルバム代の元は取れた(笑)。


今回の
40周年盤シリーズでは、あと聴いていないのは『In The Wake of Poseidon(1970年)』『Starless and Bible Black(1974年)』『Discipline(1981年)』の3枚となったのですが、次は『Discipline』をいってみたいかと。  

Posted by toshihiko_watanabe at 23:54Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加