2010年09月28日

Goo Goo Dolls / Something For The Rest of Us

最近家を空けている間にAmazonから届いていたGoo Goo Dollsのニューアルバム、『Something For The Rest of Us』を集中して聴く。

Something

前作『Let Love In(2006年)』から4年振りのスタジオアルバム。
実はGoo Goo Dollsは大好きなバンドで、前作も発売からすぐに買っていたはずなので、もう4年も経ったかと驚く部分も。

間違いなくバンドのピークは、映画『City of Angels』の主題歌「Iris(アイリス)」を収録したアルバム『Dizzy Up The Girl(1998年)』だったと思いますが、その後それぞれ4年間隔で出されたスタジオアルバム『Gutterflower(2002年)』『Let Love In(2006年)』では、落ち着いてきてしまった印象。
ライヴアルバム(DVD付)の『Live In Buffalo July 4th 2004(2004年)』はすばらしかったのですが。



やっぱり『
Dizzy Up The Girl』を特別なものにしていたのは、曲をメインに構成する叙情的ながらオルタナティブというギターリフと、すばらしいメロディライン。
その後のアルバムではオルタナ的な部分は抑えられ、テンポも落ち着き、じっくり歌い上げる方にシフトしていったという部分は個人的には残念なんですが。

Dizzy Up The Girl』の頃には、オルタナティブ系を含めた幾万のバンドとは"違うなにか"を感じますし、当然その後のアルバムにもそれを期待してしまうわけです。
自分としては、そういうアルバムを同じように作って欲しいというわけではなくて、"違うなにか"を強力に感じさせるアルバムが聴きたいというか。

今作の『Something For The Rest of Us』も、前作からの路線を押し進めた印象。
正直、まったく同じ音のバンドはいないであろうとも、平凡には感じる。
前作『Let Love In』であった、「あれ?さっきと同じ曲?」みたいなことはないですが(爆)。
そういえば、『Dizzy Up The Girl』の前作『A Boy Named Goo(1995年)』から続いた、"アルバムジャケットの女の子"というテーマはどこへ行ってしまったんだろう


メンバーも40歳代に入って、こういう音の落ち着きの傾向は仕方がないのかもしれないですけどね。
自分が40歳代になったときの可能性という点でも、もうちょっと意外性を見せて欲しいというのはちょっとこちらの自分勝手かもしれんですが。


安心して聴けるけど盛り上がりはあまりない、というのが自分のアルバムの印象だったかと思います。
また4年後(?)に次作が出たら買いますけどね。たぶんここでまた同じ文章を書くんだろうな(爆)。   

Posted by toshihiko_watanabe at 23:48Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加