2016年05月31日

Goo Goo Dolls / Boxes

Goo Goo Dollsのニューアルバム『Boxes(2016年)』。前作から3年ぶりのスタジオアルバム。
ドラマーのMike Malininは脱退して、正式メンバーは2人になったよう。

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前作の『Magnetic(2013年)』では、当時ここでも書いた通りそれまでとは少し変わった作風の曲を入れてきたりもしていたのですが、今作も基本的にはその延長線に感じるものの、残念ながらあまり強く印象に残る曲はなし。
女性ボーカルのSydney Sierotaとのデュエットとなっている「Flood」がちょっと新鮮に聴こえたりはするのですが。

もうちょっと聴き続けて印象が変わることもあるのかもしれませんが、今のところは前作『Magnetic』の方が個人的には良い作品だったかなぁと。


しかし、次作が『Dizzy Up The Girl(1998年)』を超えるような名盤になる可能性はかなり低いと思うし、さすがに数年ごとに出る作品を全部買っていく必要もないかなともいい加減思ったのですが(爆)。
まあまた3年か4年後に次作がリリースされるとなってから考えますか。


  

Posted by toshihiko_watanabe at 22:17Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年07月23日

Goo Goo Dolls / Magnetic

Goo Goo Dollsのアルバム『Magnetic(2013年)』。
スタジオ盤はここのところずっと4年間隔のリリースだったのだけれど、今回は3年で出してきた。 

Goo-Goo-Dolls_Magnetic

Gutterflower(2002年)』以降のスタジオアルバム3作は、正直似通った曲が多い印象だったのだけれど、今作はバンドの方も心機一転したかったのかプロデューサー4人を起用してのアルバム制作だったよう。
1曲目の「Rebel Beat」から、重めのドラムサウンドでちょっと今までとは違う印象が。曲自体はそこまで新しいとは感じないものの(汗)。

しかし相変わらず捨て曲は少ないし、4曲目の「Caught In The Storm」などこのバンドらしいポップチューンも。
ただ残念ながらキラーチューンとまでいえるような曲が無いのは残念。 
アルバム全体の完成度は、前作までよりははるかに良いと思うのですが、さすがに『Dizzy Up The Girl(1998年)』と比べられるほどではないなと。


ただ、払った代金分は返ってくる出来のアルバムだと思いますし、前作までとは違って次作にもちょっと期待したくなるようなアルバムの完成度だったと思います(笑)。  
Posted by toshihiko_watanabe at 23:47Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年06月26日

夜に聴く

雨風まだヒドい。
外の音はノイズだけれど、今日届いたアルバム3枚を聴いてみようかと。

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King Crimsonの2枚は、デジパック仕様で安くなったDVDオーディオ盤。
Goo Goo Dollsのニューアルバムには、まったく期待していない(笑)。  
Posted by toshihiko_watanabe at 22:11Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年09月28日

Goo Goo Dolls / Something For The Rest of Us

最近家を空けている間にAmazonから届いていたGoo Goo Dollsのニューアルバム、『Something For The Rest of Us』を集中して聴く。

Something

前作『Let Love In(2006年)』から4年振りのスタジオアルバム。
実はGoo Goo Dollsは大好きなバンドで、前作も発売からすぐに買っていたはずなので、もう4年も経ったかと驚く部分も。

間違いなくバンドのピークは、映画『City of Angels』の主題歌「Iris(アイリス)」を収録したアルバム『Dizzy Up The Girl(1998年)』だったと思いますが、その後それぞれ4年間隔で出されたスタジオアルバム『Gutterflower(2002年)』『Let Love In(2006年)』では、落ち着いてきてしまった印象。
ライヴアルバム(DVD付)の『Live In Buffalo July 4th 2004(2004年)』はすばらしかったのですが。



やっぱり『
Dizzy Up The Girl』を特別なものにしていたのは、曲をメインに構成する叙情的ながらオルタナティブというギターリフと、すばらしいメロディライン。
その後のアルバムではオルタナ的な部分は抑えられ、テンポも落ち着き、じっくり歌い上げる方にシフトしていったという部分は個人的には残念なんですが。

Dizzy Up The Girl』の頃には、オルタナティブ系を含めた幾万のバンドとは"違うなにか"を感じますし、当然その後のアルバムにもそれを期待してしまうわけです。
自分としては、そういうアルバムを同じように作って欲しいというわけではなくて、"違うなにか"を強力に感じさせるアルバムが聴きたいというか。

今作の『Something For The Rest of Us』も、前作からの路線を押し進めた印象。
正直、まったく同じ音のバンドはいないであろうとも、平凡には感じる。
前作『Let Love In』であった、「あれ?さっきと同じ曲?」みたいなことはないですが(爆)。
そういえば、『Dizzy Up The Girl』の前作『A Boy Named Goo(1995年)』から続いた、"アルバムジャケットの女の子"というテーマはどこへ行ってしまったんだろう


メンバーも40歳代に入って、こういう音の落ち着きの傾向は仕方がないのかもしれないですけどね。
自分が40歳代になったときの可能性という点でも、もうちょっと意外性を見せて欲しいというのはちょっとこちらの自分勝手かもしれんですが。


安心して聴けるけど盛り上がりはあまりない、というのが自分のアルバムの印象だったかと思います。
また4年後(?)に次作が出たら買いますけどね。たぶんここでまた同じ文章を書くんだろうな(爆)。   
Posted by toshihiko_watanabe at 23:48Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加