2012年06月13日

Pat Metheny Group / The Way Up - Live (Blu-ray)

Pat Metheny Group(パット・メセニー・グループ)の『The Way Up - Live(2006年)』。Blu-ray盤。

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もともとDVDで持っていたんですが、久しぶりに観てみたら画質の悪さに驚いて、Amazonで安かった輸入Blu-ray盤で買い直してしまった(汗)。
ちなみに日本盤DVDが約5000円。今回の輸入盤Blu-rayが約1700円。

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↓1枚目がDVDで2枚目がBlu-ray。まあデジカメの画像ではあまり伝わらないんでしょうが。

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↓デジカメをテレビに寄せてのアップ。
2枚目のBlu-rayの方が、弦だったりギターの杢目がはっきり見えているんじゃないかと。

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音声も、Blu-ray盤の方はDTS HD 5.1chのサウンドがリアルで素晴らしい。


作品の方は、68分のアルバム1枚を一応4つのセクションに分けてはあるものの、通して1曲という超大作アルバム『The Way Up(2005年)』をライヴで完全再現しているという、こちらもまた超大作といっていい映像作品。
Pat Metheny Groupがそういうグループとはいえ、ライヴでこの完成度は改めてスゴい。


ところで、ライヴでの
Pat Metheny Groupは過去においても常にそうだったんですが、古参メンバー以外のマルチプレイヤーっぷりも相変わらずものスゴい(笑)。

Pat Methenyはいくつか持ち替えるとはいえギター、Lyle Maysはキーボード、Steve Rodbyはアコースティックベースからたまにエレクトリックベースに持ち替えますが、それぞれ他の楽器までは手にせず。

他のメンバーは、Cuong Vuがトランペット・ボーカル・パーカッション・ギター。
Gregoire Maretがハーモニカ・ボーカル・パーカッション・ギター・エレクトリックベース。
ツアーから参加したNando Lauriaがギター・ボーカル・パーカッション等をそれぞれ目まぐるしく持ち替えていく。

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ドラムのAntonio Sanchezは、近年のPat Methenyのソロ以外の活動では必ず一緒にいるくらい彼のお気に入りということで、さすがにドラムとパーカッションだけを任されたのかと思うと、終盤でエレクトリックベースを弾かされている(笑)。

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Antonio Sanchezはサウンドが美しくまた優れたビートを叩き出してくる、21世紀以降では間違いなく世界のトップにいるドラマーなので、この映像は激レアなんじゃないかと(笑)。


The Way Up』の1曲でディスクは終わってしまっているので、最近のライヴ映像作品としては約68分(インタビューが22分収録)というのはちょっと短いんですが、この長さで完成形という印象を受けるのも確か。
もちろんこのメンバーで他の曲を演っているのを観てみたかったとも思うんですが。
まあ『The Way Up』のアルバムとDVD / Blu-rayで、Pat Methenyとしてはやりきった感が十分にあるんでしょうけど、またの活動再開を期待したいと思いますわ。  

Posted by toshihiko_watanabe at 22:40Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加