2019年04月30日

平成最後の日に、さようなら

平成最後の日の今日の明け方、ネコを看取りました。
おかしなことに、こいつの親ネコと同じ命日に。

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その親ネコの死因と同じ腎臓病で(ネコの死因の6割が腎臓病だそう)、2年半ほど前から腎臓病用の薬はずっと投与し続けていたのですが、最近になって悪化していって1週間前ほどから食事をすると口の中で引っかかるような症状がヒドくなって最後の3日間はほとんどなにも食べず。
親ネコのときは、死ぬ直前まで通院して点滴(太い注射で一気に投与)だったり家では流動食をつくって無理矢理あげたりしたのですが、いずれもネコにとってはかなりのストレスだったのは間違いなかったので、今回はそういう無理な延命はしないようにしました。
ネコの18歳は人間換算で80歳代くらいになるそうですし、もう十分じゃないかと。

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この家で生まれて家で育ったくせにあまり人に懐かず、特に幼児は声が大きいし掴んでくるので大嫌い。
そして超絶臆病で、幼児の声はもちろん雷や花火の音が遠くにでも聴こえると家の中のどこかに潜り込んで消えてしまうというネコでした(汗)。
とはいえトイレ以外でおしっこをすることは無かったしツメ研ぎ用の段ボール以外でツメ研ぎはしなかったし、家の中を暴れまわるタイプではなかったので飼っていてラクなネコだったような。

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自分の父親が亡くなってからは一人暮らしになったのでそれまでより世話をする機会も増えて、親ネコが亡くなった4年前からは1人と1匹の生活。
そのままならネコ的に穏やかな余生を迎えるハズだったのが、2年半前に子クロネコを引き取ったことで穏やかな余生どころかサンバカーニバルみたいな騒々しい生活になってしまったのは、一応悪かったなとは思っているのですが(汗)。
もちろん、ノラだったクロネコも見捨てられませんでしたけれども。

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業者に来てもらって火葬にして、骨壺は仏壇の前に親ネコと並んで。
仲の良い親子だったので良かったかなと。

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一緒にいてくれてありがとう。
さようなら。  

Posted by toshihiko_watanabe at 20:54Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年05月03日

さようなら

先週30日、家の2匹の親子ネコの、親ネコの方が亡くなりました。
慢性腎不全で、ここ2週間ほどは自分から食事をしなくなったり、最後2日くらいは水も飲みにいかなかったりになって、最期に向かっていく様は自分にとっても厳しいものがあったのですが。

結果は無理な延命ということだったのかもしれませんが、自分から食べないので流動食をつくって注入器で口に流し込んでいた日々も、おしまい。
軍手2枚重ねにしても、抵抗してくるツメは毎回指に刺さりまくりでしたけれども(汗)。

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しかし今回考えてしまったのは、実生活であったりFacebookやTwitterでよくいらっしゃる"猫好き"をアピールしている方々というのは、こういうネコの死やその前後の費用やらを経験や想定しての"猫好き"発言なのかなと。
個人的にはどうにも軽薄な感じのする、「猫好きアピールをしている自分が好き」な印象を受けてしまったりもしていたので。

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ここ2ヶ月ほどは週一で動物病院へ通院していましたが、治療費が1回の通院でだいたい約7000円。月一の血液検査はプラス約6000円。
腎臓病用のキャットフード(低タンパクだったりでたぶんマズい)も、食べたがらなかったのでいろいろ試して、計3kgほどに約8000円。普通に売っているドライのキャットフードは、2kgで700円とかで買えるのですが。
そして、火葬費用に19000円。

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その程度ならと支払っていけるのか、普段は趣味や嗜好へ回しているお金を削ってまで捻出するかは飼い主の財政状況次第でしょうけれども、「自称猫好き」側ならまさか治療費をケチることはないんだろうなぁ?とは、ちょっと言いたくなってしまうところだったり。
「自称猫好き」と、女子がよく口にされる「カワイイ」とは、同じような重みだとはわかっていますが。


まあペットの寿命というのは、例えば食事の質だったり与え方でも大きく左右される部分がありますし、結局は飼っている側の裁量次第なうえに、その主従関係で完結していることを考えれば外野がどうこう言うことでもないのですし、どうでもいいことなのですが。



"猫好き"を自称してくれない飼い主に飼われていたのは、ウチのネコの不幸だったかもしれませんが(笑)、自分としては家にいるのが当然の同居人といったところだったので。

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ネコは普通、例えば雷だったり人間の子どもを嫌うところを、雷も花火の音も完全にスルー。ウチの姪だったり友だちの子どもがカラダを掴んだりしても「まあそのうち終わるでしょう」と抵抗せずにそのままに任せたりする、頭の良い、そしてとてもキレイなネコでした。

一緒にいてくれてありがとう。
さようなら。

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Posted by toshihiko_watanabe at 19:18Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加