2014年01月28日

奥田民生 / O.T. Come Home

そういえば書いていなかった、去年11月に発売された奥田民生さんのアルバム『O.T. Come Home(2013年)』。
Amazonが発売日から1ヶ月近くあとの年末になって、他の商品と一緒に発送してきた……。

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初回限定版のアナログサイズジャケットのものなのだけれど、正直デカすぎる(汗)。

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前作『OTRL(2010年)』も紙ジャケだったのだけれど、比較してもだいぶ場所を取るサイズ。


作品は、『OTRL』と同じように、全楽器を奥田民生さんが演奏して録音されたもの。
『OTRL』はライヴハウスで客前で録られたのに対して、今回は普通にレコーディングスタジオでという違いはありますが。

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Fantastic OT9(2008年)』でスタジオアルバムの完成度というものはひとつの到達点を見たとも思うのですが、『OTRL』『O.T. Come Home』と、またちょっと別の方向で完成度の高い作品になっているのではないかと。
ギター演奏の円熟味、そしてたぶん他の人に弾かせた方が演奏自体は巧くやってくれるであろうリズム楽器を自分で演奏していることにより、曲の解釈に迷いの無い部分がアルバムの不思議な統一感と完成度につながっているのかも。


Puffyに提供した曲のセルフカバー「マイカントリーロード」は正直このバージョンの方がはるかに良い(笑)。
ちょっと不思議な雰囲気の曲、「太陽の野郎」。
そして、「チューイチューイトレイン」のこのギターサウンドでやろうという発想はどこからくるのだろう(笑)?
捨て曲無し。長く聴けるアルバムなのではないかと。


まあ、こういう特殊パッケージ版もともかく、それがかなり高額なものになってしまっている販売方法はあまり良いことだとは思わないのですが(汗)。  

Posted by toshihiko_watanabe at 20:04Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加