千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手は、現在日曜日に先発登板で投げるローテーションなので今日が先発の日。
日曜の試合はしばらくはデーゲームなので14時プレーボール。家に向かう途中で、家に帰ったらベースボールLIVEの中継を見ようということでそれまではテキスト中継で試合経過をチェック。
佐々木朗希投手は1回の表の先頭と続くバッターを内野ゴロとして、テキスト中継で見ているこちらとしては今日は打たせて取るピッチングなのかな?と。続く吉田正尚選手は空振り三振に取っていたものの。
で、2回表は3者連続の空振り三振。3回表も3者連続空振り三振。これはいったいなにが起こっているのかと混乱しながら家に着いてベースボールLIVEの中継映像を見出したら、4回表も空振り見逃し空振りの3者連続三振。
連続奪三振の日本記録は9者連続だったので、この回の最終打者吉田正尚選手からの空振り三振が日本記録の10者連続奪三振。
5回表も見逃し空振り見逃しの3者連続三振で13者連続奪三振。正直見ているこちらは口ポカーンとなっているだけ。
6回表の最初のバッターの紅林弘太郎選手がセンターフライとなって、ようやく13者連続奪三振でストップ。もちろん日本記録だしメジャーリーグの記録も10者連続奪三振だったそう。
ちなみにこの時自分が思ったのは、野手陣はヒマだったろうなと(笑)。
さて連続奪三振が続いていたということは当然ノーヒットピッチング。フォアボールもデッドボールもエラーも出ていなかったので完全試合継続中。
とはいえ1994年の槙原寛己投手以来出ていないプロ野球の記録の中でもトップクラスのレア記録だし、自分が記憶している限りでも8回9回まで完全というのはちょいちょいあった。
9回は完全に抑えたのに味方が無得点だった埼玉西武ライオンズの西口文也投手の記憶はまだ鮮明だし(汗)。
ただ今日の佐々木朗希投手からどうやったらヒットが打てるんだ???というのはあったので、今までのケースより可能性は高いのかなとも思ったのですが。
連続奪三振が止まったのと6回裏にマリーンズが5点を追加して6-0となったところで雰囲気が変わってもおかしくなかったし、7回表はライトフライセカンドゴロとボールが前に飛ぶように。しかし吉田正尚選手を見逃し三振。
8回表は3者連続空振り三振でこの試合の奪三振は18に。日本記録は1995年のオリックスブルーウェーブの野田浩司投手の19奪三振。
9回表はサードゴロショートゴロで完全試合まであとアウト1つ。代打の杉本裕太郎選手を3球三振に取って、1試合19奪三振の日本記録タイに28年ぶりの完全試合達成。
28年ぶりに打者27人で終わった試合……。
結局とんでもない大記録を目にすることに。前回登板も8回1失点13奪三振だったのでいずれは完封と思っていたけど、その5レベルくらい上の結果だった(汗)。
19奪三振を奪っておきながら球数は計105球で、制球の良さも数字に表れている。3球程度で追い込んで遊び球無しで勝負というスタイルなのでそもそも球数は少なめなのですが。
あとはキャッチャーの松川虎生選手もすばらしく良かった。去年のドラフト1位の高卒ルーキー選手だけれど、リードも良いのだけどキャッチングが上手くて低めのボールでもまったく後ろに逸らさないというのはスゴい。
佐々木朗希投手は1つ伝説を作ったけれど、間違いなくピークはまだまだ先の選手。今後また完全試合や1試合20奪三振以上をやる可能性は十分にあると思う。
自分の地元チームに所属してくれているという幸運を感謝しつつ、彼の登板をZOZOマリンで生で観戦しなければと強烈に思わされた今日の完全試合でした。