2020年05月26日

18年前の演奏

新型コロナウイルスで緊急事態宣言が出ていた中でも自分の生活はそう大きくは変わっていなかったのですが、とはいえ友だちとの外食などの予定はさすがに入って来ず、普段よりは多少時間が出来たというのも事実。
ということでちょうど良い機会ということで、大昔の音楽イベントの映像をDVDから取り込んでYouTubeにアップするという作業をやっていました。


18年前の2002年ということで、もともとはアナログのビデオカメラで撮った映像をVHSで持っていて、10年くらい前にVHSを処分するときにDVDにコピーしたというもの。
今回DVDからMacにデータを取り込んで、映像は自分の環境では修正やレストアといった作業は出来ないのでそのままだけれど、サウンドは多少手を入れて修正。
まあオリジナルのサウンドも高音質とは言いがたいレベルのものだったし、リバーブとエコー(ディレイ)をうっすらかけてあとはイコライザーでの調整。リミッターは自分が普段マスタリングでやるときよりは強めにかけて音圧を稼いだという程度のリマスター作業でしたが。



イベントを通して録画されたDVDは240分(4時間…)あって、その中から様々な人たちが入り乱れたセッションバンドと自分のバンドの映像を中心にアップロード中。あと2本アップして終了の予定。
セッションバンドに参加していた人の中で2人が亡くなってしまっているのは、ずいぶん時間が経ったのだなぁということを感じてしまいますが。
2人のことは思い出として残っていきますが、演奏している映像がネットの中にも残っていっても良いんじゃないかなと思ったのが今回の作業の動機。



自分のバンドの方は、自分がオリジナル曲無しのカバー曲のみを演奏したというのはたぶんこれが最後だったような。
歌とギターは今の方が上手くやれる自信があるけれど、歌いながらキーボードを弾くというのがいったいどうやっていたのやら(汗)。これだけは、この時点が自分の人生でのピークだった気がする……。
バンドはこのあと、フルート担当がこの時点で高校2年生だったので(!)受験勉強のために脱退(脱退させたとも言う)。高校からの仲間がギターで加入。
翌年2003年秋にこのイベントの続編があったのですが、ドラム担当が結婚式が控えていたのでイベントへのバンドメンバーとしての参加は見合わせるということになり、ベース担当がドラムへ自分が本来のベースへという普通ありえないパートチェンジをしてイベントへ参加。
そちらの映像はだいぶ前にアップロード済み。



過去を振り返るというのはずっとそればかりだと建設性がないということになるけれど、たまにならそこから学ぶもの得るものもあるような。
今回の映像にしても、18年も前のものだともはや客観的にしか見られない(汗)。
とりあえず、YouTubeのサーバーがすべて壊れたりしない限りはアップロードした映像は残っていくハズで、亡くなってしまった人たちを含めた映像を残せたというのは意義があったことだと思いたいですが。  

Posted by toshihiko_watanabe at 22:42Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年06月18日

CinemaBand3、その3

2003年に『CinemaBand3』としてやったライヴの映像をYouTubeにアップしてきましたが、今回が最後の曲。
自分が作曲の「Metal One」からメドレーで、レッド・ツェッペリンの「Dazed and Confused」のカバーへ。



Metal One」という曲は一聴してわかるように、例えばキング・クリムゾンの「Red」や「VROOOM」であったりするようなメタリックなインストをイメージしてつくった曲だったんですが、これ以前のライヴではテンポも遅くしてリズム的にも"重く"を前面に出して演っていた曲だったんですが、この時の演奏では逆に疾走感を出していこうと方針転換。
テンポをより遅く演奏するってのは実際あんまりやる機会も無いですが、やっぱり演っていてもノリづらかったりとマイナス面の方が多かった記憶が。
元々4人編制用につくった曲だったので、3人で演るならそういった勢いを殺さないようにやって成功だったのかなと今聴くと思います。


レッド・ツェッペリンの「Dazed and Confused」のカバーは、この年にツェッペリンのDVD(Led Zeppelin DVD)が発売になったので、記念して(?)このときのイベントに出るバンドごとにカバーをやろうという企画だったような。
結果的には、やったのはウチらだけでしたが(笑)。
別のユニットが「Achilles Last Stand(アキレス最後の戦い)」を演りましたが、そこでベースを弾いていたのは自分だし(爆)。

なにを歌っているのかよくわからんっていうのは置いておいて(汗)、演奏自体はそう悪くないんじゃないかと。序盤から疾走感はあると思いますし。


今回、計3曲を載せましたが、映像の方はVHSからということもあり特に手を加えていませんが、
一応サウンドの方は全曲を自分がリマスター。
イコライジングで中低域をもっと削れば全体的にすっきりして聴きやすくはなるんですが、ライヴハウスでのサウンドならではの狭いところでの音圧だったり生々しさっていうのはその音域に多くあったりもするんで、そこはあまり手を入れすぎないように作業しました。
アマチュアのサウンドならではの野暮ったさなんかもけっこう聴こえてしまいますが、まあ出来上がったものにはそれなりに満足しています。

演奏している過去の自分達にクレームを付けたい部分は当然多々あるんですが(笑)、まあ9年も前のものなんでこれはこれで公開してももういいかなと。
チケットを買ってもらって人前で演奏したことについての責任だったりは、演奏の出来だったり記録されたものというものを含めて、残ってしまうものだと思っているので。

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まあこの時の演奏が自分のピークだとも思っていないので。
過去の演奏はまたちょこちょこと載せていきたいと思っていますけど、現在のさらに良い演奏もそのうちに載せていきたいと思っていますよ。
  
Posted by toshihiko_watanabe at 23:52Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年05月27日

CinemaBand3、その2

先日に続いて、『CinemaBand3』で2003年にやったライヴの映像をYouTubeにアップ。
曲は当日2曲目の「At Bottom of Deep Ocean (Improvisation)」。



タイトルにあるように、この曲はほぼインプロヴィゼーション(即興演奏)。
コードとおおざっぱな展開は自分が決めたんですが、曲全体の半分は3人の即興に基づく演奏。


アイデアとしては、Fmaj7→Cmaj7というコードのループという非常に単純かつ単調なものを、演奏のダイナミクスで展開させるというもの。
ドラムソロもフリーなリズムで叩いてもらって、バックでずっとピアノが鳴り続けているというのは良いアイデアだったんじゃないかと。
ドラムソロが終わったあととエンディングでも変わらず同じように鳴っているピアノは、非常に静かでありながら緊張感の張りつめたサウンドでかなり良いと思います。


記憶としては、曲の始まりからドラムが入ってくるまでとドラムソロの間のリズムキープが非常に辛かったのと、照明がとにかく熱かったこと(笑)。


自分の本職は間違いなくベースギターで、キーボードの演奏は拙いもいいところなのは間違いないんですが(汗)、この曲は担当する楽器に関係なく「音楽」をつくり出せた、プレイヤーとしてももちろんですが、音楽家として非常に重要な経験だったんだと思います。


演奏している時間は非常な緊張感がありつつも、音楽をつくり出している充実感と幸福感がありましたし、自分のセンスで判断する限りは名曲で名演奏だったと断言します。
10分とちょっと長いですが、ぜひ聴いて頂ければ。出来れば、ある程度ちゃんとしたスピーカーかイヤフォン / ヘッドフォンで。

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Posted by toshihiko_watanabe at 23:00Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年05月22日

CinemaBand3、その1

かなり久しぶりにYouTubeにビデオをアップ。
かつて自分が主催(?)していたバンド『CinemaBand3』で2003年にやったライヴで、曲は当日1曲目にやった「Calf Branding」。
作曲はギタリストの高橋光君。

もう9年前というのにビビるけれど(汗)。



映像素材はVHSテープからDVDにして持っていたものをMacに取り込んで。さすがに画質は悪いですが。
音声は、ビデオとは別に録音してもらっていたものをマスタリング。けっこう時間をかけてちゃんとやった(笑)。


このライヴでやった曲をすべて編集している最中なんで、出来上がり次第載せていきたいと思います。
時間を置いて今見直してみると、けっこう良い演奏だったと思うので。

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Posted by toshihiko_watanabe at 22:30Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加