2017年04月10日

Yesの、ロックの殿堂入り式典でのパフォーマンス

ついに2017年に「ロックの殿堂(The Rock and Roll Hall of Fame and Museum)」の殿堂入り受賞者となったYes(イエス)。


4月7日の授賞式でのパフォーマンスでは、70年代と80年代にそれぞれ大ヒットとなった「Roundabout」「Owner of a Lonely Heart」の2曲を演奏。
で、現在のYESの正式メンバーからはSteve Howe(Gtr)にAlan White(Dr)。
それにオリジナルメンバーのJon Anderson(Vo)に、黄金期のメンバーのRick Wakeman(Key)とTrevor Rabin(Gtr)が加わり、ベースはRush(ラッシュ)のGeddy Leeが担当するという、なかなかとんでもないメンツでの「Roundabout」の演奏。
ちなみにBill Brufordも出席はしていたのですが演奏には不参加……Alan Whiteのドラムプレイは相変わらずキビしいと感じる部分が多かったので、引退状態とはいえBill Brufordの方が期待できるのでは???とも思ってしまうのですが。
Jon Andersonは、正直72歳とは思えない声だった(汗)。



で、「Owner of a Lonely Heart」ではなんとベースはSteve Howeが担当するという。しかも弾いているのはRickenbacker(!)。
Steve Howeはソロアルバムでは自分でベースを弾いている曲もあるのですが、ステージ上でベースを弾いているのは初めて見た。
そして、けっこう楽しそう(笑)。



曲終盤ではRick WakemanとTrevor Rabinが客席に突入してソロの応酬になって、そして終わり方はグダグダというのはこのメンバーなら仕方がないか(爆)。


今回の編成は1度きりで、Yesは現行メンバーでツアーを続けていくのでしょうが、イベントでのスペシャルなメンバー編成としてはとても面白いものだったかなと。
Jon AndersonとTrevor RabinとRick WakemanとはARWとして今月に来日公演も控えていますし、今回の授賞式で交錯した新旧のYesメンバーは、またそれぞれの現在の居場所に戻っていく。



ちなみにこの授賞式前にローリングストーン誌がつくった、歴代で総勢17人にも及ぶYesのメンバー変遷史のビデオ。
Billy SherwoodやIgor Khoroshevはまだしも、Patrick Morazが華麗にスルーされていた……。
  

Posted by toshihiko_watanabe at 23:22Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加