2013年04月15日

World Trade / Euphoria

Yes(イエス)のBilly Sherwood(ビリー・シャーウッド)がYes加入前にいたバンド、World Tradeの2ndアルバム『Euphoria(1995年)』。
ビリー・シャーウッドはボーカルとベースギターを担当。

WT

自分が高校生だった、リアルタイムのアルバム発表当時には雑誌のCDレビューだったり店頭で見かけた記憶もあるのだけれどそのときは購入せず、今回探してみたらAmazonでは3500円+送料という、超名盤ということもないのにちょっと高すぎるんじゃないかというお値段(汗)。
ただiTunesStoreで1500円であったのでそちらでダウンロード購入。
AmazonのMP3販売でも同じ値段であったものの、iTunesで音楽の管理をしている自分としてはiTunesStoreで買ってしまった方が色々スムーズにいくので。

で、ようやく聴けたアルバムは、思っていた以上にビリー・シャーウッド節が全開。
このアルバムにもゲストで参加しているYesのベーシスト、クリス・スクワイアと連名のChris Squire & Billy Sherwood名義でつくった『Conspiracy(2000年)』で録り直された曲も2曲あって、そちらを先に聴いていた自分としては妙な感じ。まあ根本的な曲調だったり音楽の方向性はかなり似ているのですが。

ビリー・シャーウッドのYes在籍時の担当楽器はギターとキーボードだったり、Chris Squire & Billy Sherwoodでもクリス・スクワイアがメインでベースを弾いてしまっているので、ボーカリストとしてはともかくビリー・シャーウッドのことを本来はベーシストと認識しつつもあまりベースのプレイスタイルのイメージはなかったんですが、このアルバムで聴ける彼のベースプレイはRUSHゲディ・リーやクリス・スクワイアからの影響が顕著なプレイであったりサウンド。
基本的にベースドラムにきっちり合わせて弾いていたりもするので、けっこう真面目系のプレイだと思いますが(笑)。

全体的に平均点以上の曲が揃っていて、音づくりもこの手の音楽を聴いている人間には好感触な良盤ではないかと。
しかし、アルバムを締める最後の曲が10分近い大作と数字では思わせておいてあまり面白みの無い曲というのは、今に到る彼の曲作りの詰めの甘さを象徴していると思います(爆)。  

Posted by toshihiko_watanabe at 23:23Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加