2014年04月20日

ユニコーン / イーガジャケジョロ

先月発売にされた、ユニコーンの3年振りのスタジオアルバム『イーガジャケジョロ(2014年)』。
Amazonからは発売前日に届いていた。

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曲調としては、かなりロックンロールに寄った曲が多い印象。
特に1曲目の「イーガジャケジョロ」から「KEEP ON ROCK'N ROLL」まででひと段落して、8曲目の「俺のタクシー」からがレコードでいうB面のような展開。
で、A面相当の曲がロックンロールで押しまくるという。「早口カレー」は若干フォークかもしれないけれど(笑)。

「俺のタクシー」以降の曲は、かなりバラエティーに富む曲調。
「ユトリDEATH」は一瞬誰が歌っているのか戸惑う。
「それだけのこと」は、かなりギョッとさせられる手島いさむさんの曲(笑)。
「鳥の特急便」はもうただただカッコいい。
で、2年前にシングルとして出ている「Feel So Moon」でアルバムは締められるという。
前作の(フル)アルバムの『Z(2011年)』の最後の曲、「裸の太陽」も先行シングルだったので、同じような位置づけにはなりますが。


なんにしても1曲目から聴き手に衝撃を与え続けるアルバム(爆)。
再結成以降のアルバムの中ではちょっと質の変わった印象を受けるかもしれないけれど、実は非常にユニコーン"らしい"、かなり変ながら完成度の高いアルバムになったのかもと。
コーラスワークの完成度は、邦楽バンドとしてはひとつの到達点に達しているのでは思うのですが。


若い聴き手をぶっちぎっている感もかなりあるのですが(汗)、かなり変でまたかなり良く出来ているアルバムかと。ユニコーンのアルバムということを抜きにしても。
当分、スルメのように噛みしめて繰り返して聴くことになるかと思います。  

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2013年12月30日

ユニコーン / 手島いさむ50祭 ワシモ半世紀

ユニコーンの、ダウンロードのみでの販売となったシングルの『手島いさむ50祭 ワシモ半世紀』。
iTunesStoreで購入。
元々は2013年8月の、タイトル通りにギタリストの手島いさむさんの50歳記念ライヴのチケットに付属していたCDの、正式販売版。

TSM50

収録曲は「ゴジュから男」「新甘えん坊将軍~21st Century Schizoid Man」の2曲。

ゴジュから男」は手島いさむさん作曲ながら、"男"シリーズの新作?
サビでは相変わらずバッキングでライトハンド(笑)。

新甘えん坊将軍~21st Century Schizoid Man」は、かつての「CSA」を思わせるようなリフものハードロック。
かなりカッコいいものだと思うのだけれど、歌詞が超バカ(笑)。
King Crimsonの「21st Century Schizoid Man」はよーく知っている曲なのだけれど、どのあたりが同じなのかよくわからず。途中で、「たらたらったらったらっ」と歌っているところか???
同じ日に発売のライヴビデオでも演奏されているのだけれど、この曲はぜひ今後も演ってもらいたいと思う(笑)。


おそらく来年はアルバムを出してツアーをやるのではないかと思われるユニコーン。
日本で現役の、非常に特異なバンドという位置は完全に確立していると思いますが、その上でなにをやってくれるのかに期待。  
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2012年11月07日

ユニコーン / Quarter Century Box

ユニコーンのデビュー25周年5枚組ボックス『Quarter Century Box』。

UCQCB

内容は、全シングルをリマスターして収録したCD2枚とライヴベストCD2枚に、再始動以降の全PVと今年4月のライヴ映像を収録したBlu-rayディスク。
それと縮小して完全再現された、今までのツアーパンフ9冊。

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4枚のCDの方はそれぞれ「Quarter Century Single Best」「Quarter Century Live Best」として12月に発売されるそうなんですが、今回のボックスのCD4枚は「Blu-spec CD」で、バラ売りされるCDの方はより高音質という(本当かどうかはさておき)「Blu-spec CD2」で出されるとのこと。こういう売り方はヤメた方が良いと思いますが(汗)。
で、そのバラ売りされるCDは2枚組でそれぞれ3500円。
このボックスの定価は16000円なので、Blu-rayディスクとツアーパンフで9000円分というのはちょっと高いような
まあ縮小されたツアーパンフは、非常によく出来ているのですが。

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個人的な興味はやっぱりサウンドの方にあるので、気になるのはリマスターされた過去曲の音質。

一応聴き比べるために、CD棚の奥から懐かしいシングル盤を引っ張りだしてきてみる。

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絶滅してだいぶ経つ8cmCDってのは、ちょっと新鮮

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リマスターされたサウンドは、やっぱりというかタイトで低域が持ち上がった典型的なリマスターサウンド。
ベースの音程が聴き取りやすくなっているのは良い点ですし音色もけっこうブリブリに。ハイハットやシンバルなどの高域のサウンドもヌケが良くなっていて、トータルのサウンドとしても良くは聴こえる。

ただそれなりにデカい音量で聴けば、リマスター前のシングル盤のサウンドがものすごく悪いわけでもなく、ちょっと広がった音質かタイトで締まった音質かは個人の好みに寄るかも。
小さい音量で聴けば、高域から低域までが前面に出てくるリマスター版の方が音質は良く聴こえますけどね。



ライヴベストの方は未発表版もあるものの、半分以上の曲は今までのライヴビデオ等で聴けた音源なのは残念。
まあ全公演を録音しているわけではないでしょうし仕方がないですが。しかし1992年の「S.F.Wツアー」からの音源なんかは良い機会なのでぜひ聴いてみたかったなぁと。

ただ解散前のビデオは現在見ることが出来るものはSD画質で、DVDで見ても当然古くは見えてしまいますが、サウンドだけだと最近のものと並べても聴けてしまうこともあるわけで。
1989年の演奏の次に2011年の演奏が並んでいたりもしますが、声質だったり楽器のサウンドの違いはあるものの、特に違和感はなし。
サウンドの傾向としては、シングル盤リマスターのものと同傾向。
選曲はベスト的ながら、去年のツアーでの「Maybe Blue」「ニッポンへ行くの巻」「いかんともしがたい男」や、解散前の「サービス」「フーガ」「鼻から牛乳」「立秋」辺りが収録されていても良かったかなと。



Blu-rayディスクのPVは、最新のシングル「Feel So Moon(2012年)」以外はSD画質だったようで(汗)。
再始動第一弾のシングル「WAO!(2009年)」は画面アスペクト比は16:9なものの、画質はSDだった。



しかしYouTubeでも見ることが出来た「Feel So Moon」のPVは、Blu-rayの高画質で見るとやっぱり強力



2012年4月のキューン20周年でのライヴ映像は、珍しいライヴハウスでの映像がBlu-rayの高画質で見られるというのは実はけっこう貴重なんじゃないかと。

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ちなみに今日7日からソニーミュージックがiTunesストアに参入して、ユニコーンのすべてのアルバムも買えるように。

UC_iTunes

ただ12月に、解散前のすべてのアルバムをリマスターしたボックスが発売されるので、今iTunesストアでは買わない方がいいんじゃないかと(笑)。
アルバム9枚とDVD1枚の10枚組で、定価6500円と異常に安いボックスなので。


個人的にはライブベストCD2枚のために買ったようなボックスでしたが(汗)、シングルリマスターCDもCDプレイヤーで音楽を聴く良い機会かと。  
Posted by toshihiko_watanabe at 23:57Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年08月11日

ユニコーン / ユニコーンがやって来るzzz... (Blu-ray)

ユニコーンの昨年のツアーからのライヴビデオ『MOVIE23 ユニコーンツアー2011 ユニコーンがやって来るzzz...(Blu-ray)』。
同じ映像の大半がWOWOWで放送されて、それを録画したDVDを人にもらっていたので、6月発売のこのBlu-rayは買った時は飛ばし飛ばしで観て(汗)、今回やっと通して観た。
もちろんこちらの
Blu-ray盤の方が画質も音質もはるかに良いんですが。

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去年のツアーは2回観にいけたので今回のセットリストは当然知っていますが、それでも演奏された全23曲のうち再始動後の曲が17曲というのは、こういうベテランバンドとしてはものスゴい。
そして会場で観ていたときも思いましたが、20年ぶりくらいに1stアルバムから演奏された「Maybe Blue」はピアノを前面に出されたアレンジがカッコいい。
安易にアコースティックやスローなリアレンジに逃げずに、たぶん全員"照れ"がありつつも(笑)オリジナルのキーとテンポできっちり演奏しているのはこのバンドの凄みなんじゃないかと。

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手島いさむさんEBIさんが空中を飛び回るのは、このバンドがお金を持っているのを感じる部分かも(笑)。

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で、音楽的には意味はあると思うんですが、ビジュアル的には完全に悪ふざけな段ボールパーカッション(爆)。

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ミニサイズの楽器を器用に弾いているあたりは、結局芸達者なバンドなんだなと思わされますが。

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相変わらず曲によって演奏パートはバラバラ(笑)。
↑の「さらばビッチ」ではドラムの川西幸一さんがボーカル、奥田民生さんがドラム、手島いさむさんがキーボード。

Z LIFE」では、阿部義晴さんがギター。奥田民生さんがキーボード(!)を弾いていますが、これなんかはクオリティの面でいえば間違いなく逆の本職の楽器を持った方が良い(笑)。
ただ、それをわざわざ本職でない楽器の方でやってくるのがユニコーンの他のバンドとまったく違うところなんじゃないかと。


ちなみに、ライヴ会場で観たときにも「おや?」と思ったんですが、今回のツアーからベースのEBIさんがピッキングしている位置がネックとピックアップの間くらいに。

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前回の2009年のツアーでもそうだったんですが、この人のピッキング位置はかなりのブリッジ寄り。
EBIさんのベースの弾き方を見たことがある人は、↓の画像のイメージだと思う(画像は1993年のツアー)。

EBI1993

おかげでベースのサウンドが、硬質なピックサウンドから指弾きに近い重くウォームな、悪くいえば抜けの悪いサウンドに変化していますが、ボトムが下がった印象にはなるので、現在のユニコーンのバンドサウンドにはこちらの方が適しているのかも。
まあたぶんアルバム『Z(2011年)』のレコーディング中に周りに言われて弾き方を変えたんだと思いますが(爆)。
レコーディングの模様を撮影したDVDなんかを見ると、この人はやたらと素直に人の意見を受け入れているので。
しかし40歳代中盤の人が楽器の弾き方を変えるっていうのは、実はものスゴく大変なことで、それがさらっとされてしまう辺りはこの人の非常に特異な点だと思います。


再始動後の曲が17/23。しかもニューアルバム(フルアルバムとミニアルバム)からの曲が13/17ということで、ちゃんとアルバムを追いかけているファンでないと知らない曲ばっかりということにもなるこのライヴビデオですが、安易な懐古再結成をやっているんじゃないんだぞというバンドの(表には絶対出さないだろうけど)硬派な姿勢が伝わってきて、個人的にはこれでいいんじゃないかと。


ただ、収録時間164分と盛りだくさんなんですが、自分が買った
Blu-rayの通常版の定価が8190円。一応ネット通販からもうちょっと安く買ってはいますけど。
初回限定版にいたっては1万円超えというのはちょっとさすがに高いような。
想定している購買層が解散前からのファンの30歳代以上で、ニューアルバムも買っているようなちゃんとしたファン向けっていうのは伝わってきてしまいますが、若いファンに買ってもらうためにももうちょっと安くても良いような。
今どきステレオミックスのみだったりマルチアングルだったりのオプションも無かったりなんで。個人的にステレオミックスはサウンドにパワーがあって好きですが、オプションとしてマルチチャンネルのミックスもあってもいいと思うので。
まあ買ったあとに値段を気にすることはないですし、ファンなら間違いなく楽しめる内容なんですけどね。

  
Posted by toshihiko_watanabe at 23:45Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年07月16日

電大 / Δ結線

ユニコーンのメンバー、川西幸一(Drums)EBI(Bass)・手島いさむ(Guitar)の3人が結成した"電大"の1stミニアルバム『Δ(デルタ)結線(2012年)』。

Dendai

ユニコーンからの派生バンドということでそのうち買おうとは思っていましたが、この間Amazonで他のものと一緒にやっと注文。ミニアルバムということで2000円というのはまあ買いやすい値段かと。


とりあえず再生してみて、バンドのサウンドは70年代の王道ロック風も、なぜ3人がユニゾンで歌っているのだ???とキョトンとさせられる(笑)。ハモっているところも多いんですが、ジャニーズばりの全員ユニゾンが目立つ。
まあ最初に聴いた感じとしては、骨太なロックサウンドもメロディと歌声が異質で妙な感じだな、というあまりたいした印象ではなかったんですが、何回か聴いているうちに何曲かが妙にハマリだす。

まず引っかかってきたのが4曲目の「By The Way」。
歌詞が広島弁で、正直なにを言っているのかわからない(笑)。

一部抜粋。


はぁもう なんも出来んのじゃブチたいぎんじゃ
ほんま こんなんじゃ わやじゃ
どしたんかいの いなげなわしの BODY
めげかけとるんじゃが

ほんじゃけぇ  わしゃあカバチか ふうがええのぉ
たいがいにせんにゃあ いけんのぉ By The Way



世の中では、歌詞が沖縄弁だったり吉田拓郎あたりが広島弁の歌詞だったりというものを過去にやられてきてはいますが、ここまでディープな広島弁というのはこれはけっこう新しいかも。
ちなみに曲のネタ自体は、おそらく"Adam and the Ants"(笑)。


あとはアルバム最後の7曲目の「ビッグアーチ」。
ビッグアーチはJリーグサンフレッチェ広島のホームスタジアムの広島ビッグアーチのことで、歌詞の中にも「三本の矢の如く」などサンフレッチェ広島のことが歌われている曲。
メロディ的にもサッカーの応援歌として成り立つ印象なので、サンフレッチェサポーターはスタジアムでこの曲を歌ってもいいんじゃないかと(笑)。

ちなみにサンフレッチェ広島の公式アンセムをつくったのは、手島いさむさんだったりしますが。



で、アルバムとしては最近なかなかの愛聴盤。
26分のミニアルバムってのはタイム的に聴きやすいってのもありますが。時間が短いアルバムが聴きやすいっていうのは、年齢もあるのか(爆)?


アルバムのサウンドは、最初の印象の通りに70年代洋楽ロックサウンドだったり、EBIさんも在籍したARBっぽいものだったりというものが基本ですが、こういうバンドサウンドってのは(CDでだったりライヴハウスとかで若いバンドを観る限り)10代20代には出来ないですし、実はこの年代のオッサンにしか出来ないサウンドなのかも。
当時20代だったはずの元の70年代に演っていた方は、今現在はもっと枯れてしまっていますしね。
そういう部分でも、実は他ではなかなか聴けないバンドサウンドのアルバムなんじゃないかと思います。
ミックスも、人数編成が少ないということはあるにしてもユニコーンとは全然違ってベースとドラムのリズム隊が前面に聴こえるミックスにされていますし。


ロックの新しい可能性を探っているとまでは言いませんが(笑)、自分などには聴きなれているクラシックロックサウンドに大きく変化球(暴投?)を交えてつくられている"電大"のバンドサウンド。
ユニコーンが活動していないときに活動するという方針らしいですが、まず今年は精力的なライヴ活動をしていくようですし、次のレコーディング作品にも期待したいと思います。
とりあえず今作の『Δ結線』 は、個人的には意外なスルメアルバムだったかと。

  
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2011年04月28日

ユニコーン / デジタルスープ/ぶたぶた

ユニコーンの両A面シングル『デジタルスープ / ぶたぶた』。
発売日の昨日届いて聴きました。

Digital

最初の印象は、まずギターの音質が良い
全体のサウンドも良いんですが、ベースが埋もれてしまう音質でミックスされているのはちょっと残念。
まあ再始動後のミックスの傾向ですけど。


デジタルスープ」は、先週プロモーションでテレビに出ていたのを何度か見たので聴いていましたが、テレビ用のショートバージョン(当て振りだったし)よりはるかに力強さがあって良いんじゃないかと。
シンバルのクレッシェンドや、逆回転のギターソロ(今時(笑))、ゴーストの効果を狙ったようなボーカルのリバーブのかけ方など、けっこう音響面で気を使ったと感じる部分も。
来月終わりに出るアルバムの中でどう聴こえるのかは楽しみ。


ぶたぶた」は、赤塚不二夫の映画の主題歌という依頼があってつくられたという曲。アルバムには未収録とのこと。
NHK教育テレビで流れていそうなメロディとアレンジですが(PVもそれっぽい)、初回特典のレコーディングの模様が写されたDVDを見ると、相変わらずよくわからない箇所にまでこだわって録られていたのがわかる(笑)。
DVDを見てから曲を聴き直すと、演奏者の顔まで見えてきて面白いんじゃないかと。


とりあえず来月のアルバムを楽しみに。もうAmazonには予約してありますけどね。
  
Posted by toshihiko_watanabe at 21:52Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加