日本人で"さえ"結局している、買いだめ&極端な節電にはちょっとヒステリックな部分も感じる最近ですが。
近所のスーパーからはミネラルウォーターが消える日々。
まあ水以外の商品、パンやカップ麺なんかは普通に並ぶようになってきていますし、レジにミネラルウォーター数本を並べている人を見ることもないんで、実際にそういった空気を感じているわけではないんですが。
ミネラルウォーターは1人1本までとかになっているので。
ただ、ACジャパンのCMのせいもあってか、節電風潮にはちょっと行き過ぎている感も。
今回節電をしなければならなくなっているのは、原子力・火力を含めた発電所が被災したことにより、電力の供給量が極端に落ちているからで、問題となっているのは電力使用量のピークが発電量を上回ると大規模停電になってしまうということ。
先々週でも夜9時以降とかはまず大丈夫でしたし、気温の上がった先週以降は、ピーク時でも電力使用量は許容量をそれなりに下回っていたようで。
もちろん家庭と企業それぞれで節電に協力したのが大きいとは思うんですが、一般家庭の電力使用量は全体の使用量の2割程度という話や、電力消費のピーク時を過ぎても営業しているかわからないレベルまで照明を消していたり、その時間を過ぎた辺りを閉店時間に営業時間を短縮している店(ファミレスとか)を多く目にすると、これだとただ世間のヒステリックな節電風潮に合わせているだけのような。
電気を使っても大丈夫な時間帯にまで節電節電で、店の売り上げ等を落とし続けるのは、結局社会全体でのマイナス面の方も大きくなってくるんじゃないかも思うので。
まあそれは別として今の暗い街並はキライではないですけどね。
店舗の外に向けての照明なんてのは、他所の店よりもうちょっと明るくすればお客が寄ってくるんじゃないか、の後だしジャンケンの繰り返しだったとも思えるんで。
夏場以降の電力不足については下記にも↓
大震災による東日本の電力不足に関する緊急提言
http://pari.u-tokyo.ac.jp/earthquake/plan_SCEJ.html
結局供給量の不足は、上記のように電力の需要側でズラしていくしかないというところなんですかね。
まあ自分も平日日中はMacよりiPadを使ったりとかはしていますが、いい加減電力会社の側から、社会全体での効率的な電力の使い方の指針・指標は出して欲しいかとも。
音楽でも、アコースティックで節電ライヴみたいな企画は出てきていると思うんですけど、時間帯によるのならともかく、ちょっと観念的な、自己満足の部分が大きいように感じてしまう部分もあります。