2011年03月27日

千葉の海

今回の震災について。

11日の地震が、もしも千葉県の東方沖が震源地だった場合、自分がどうなっていたか。

実際の状況としては、地震が起こってすぐに自分の住んでいる地域は停電になってしまったので、テレビも消えてしまい情報が入ってこず。
iPhoneでWebを見て情報を収集することは出来ましたが、災害への迅速な反応としては問題外(汗)。

もし今回と同じような津波が千葉県に押し寄せた場合、ほぼ海抜ゼロmが広く続く千葉の平野部には、今回の東北地方沿岸と同程度以上には津波は到達するのではないかと。
そうすると海岸から約7kmにある自分の家も、甚大な被害を受ける可能性はあるのかも。
家屋の被害だけならともかく、もちろん命の危険も。

まあ今回と同じ行動を取っていたら、死んでいる可能性はかなり高いと思います。
正直、地震が起こった直後に自分の家にまで津波が来るという発想は全くなかったですし。

ただ今後は、強い地震が起こったら津波が来る可能性はあるのだ、という発想も持ち、また次の世代にも伝えていかなくてはならないんだと思います。
数百年に1度起こるような確立の地震だとは思いますし、またそう思いたいですが、同程度の地震が例えば来月起こる可能性はゼロとは、誰にも言えないと思うので。


さてそんな思いを持ちつつ、今日は出かけたついでに海の方を回ってきました。
もう海は穏やかでしたが。

……ただ、なんか以前より砂浜がやたら広いような。

CIMG4259

海の家がない


瓦礫などは見当たらなかったですし電柱が無事だったようなので、別の場所と間違えたかと思って、さっきGoogle Earthで確認してみました。

Map1

↑黄色いピンのある場所が撮影地。津波で被災した旭市よりだいぶ南。

Map2

場所自体は、やっぱり海の家があった場所でした。


実際に津波で流れてしまったのかはわかりませんし、少なくとも海の家に人がいる季節ではないので被害に遭った人は出ていないようなので良かったとは思いますが、ウチの地域は被災地域ではないという意識があったので、建物が無くなっているということを見るのはけっこう現実的な危機感を感じました。

たぶん今回地震に揺られた人はだいたいそうだと思いますが、3月11日の前と後では、生活している中での身構えている感覚がまったく変わってしまったと思います。
この感覚は、時間が経って薄まりはしても絶対に忘れてはいけない感覚なんじゃないかと。

人間はすぐ忘れるんで。
  

Posted by toshihiko_watanabe at 23:49Comments(2)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加