2017年09月16日

いっこく堂@千葉市民会館

今日は、千葉市民会館でいっこく堂さんの公演を観てきました。

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行く前は子ども連れが多いのかな?と思っていたのですが、意外に年齢層は高め。
もちろん子どもさんもいましたけれど。

最近は腹話術でモノマネをしながら歌うというとんでもないこともやっているようで、休憩15分を挟んだ2部構成の後半は歌がメイン。
歌自体上手いし、そして似ている。当然口は動いていない(汗)。
いろいろやっていた中で、八代亜紀とルイ・アームストロングが個人的にはかなり良かったかと。

公演中も解説していましたが、マ行・バ行・パ行のような唇を合わせなければ発音できないものを腹話術で発音しているのは本当に驚異的。
その解説の終わりに、しれっと「学級文庫」と腹話術で言っていましたが(爆)。


いっこく堂さんを初めて知ったのは、たぶんもう20年くらい前の深夜?に小堺一機さんと関根勤さんのコサキンコンビが司会でやっていた、単発のテレビのお笑い番組に出ていたのを見たとき。
その時は正直、面白いというよりは本当にビックリしてしまって、ポカーンとしてまったく笑えなかった(爆)。
当時は、両サイドに人形を持って2つ以上の声色を使う腹話術なんて見たこともなかったし、腹話術=甲高い声という常識もまったく無視していた。
そしてあの「あれ、声が、遅れて、聞こえてくる」の、口の動きと声をズラすという衛星放送ネタは自分には衝撃だった。
ちなみに今日も衛星放送ネタはやっていたのですが、最近の海外からの中継は映像と音声がズレなくなってきているので、若い世代には伝わらなくなっていくのかも(汗)。

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今回チケットを取ったきっかけは友だちに誘われたからで、正直約5000円は高いかなとも思っていたのですが、観終わった今は十分に満足だったかなと。
20年くらい前に最初にテレビで見たときの衝撃も思い出しましたし。
世界的にもトップクラスの"芸"を、生で観られたのは良かったと思います。  

Posted by toshihiko_watanabe at 23:29Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年01月26日

我孫子武丸 / 人形はライブハウスで推理する

さてそんなこんなの中で読み終わった、我孫子武丸氏の『人形はライブハウスで推理する(2001年)』。

LiveHouse

腹話術師の"朝永嘉夫"が操る、人形の"鞠小路鞠夫"が探偵役の「人形シリーズ」の4作目。今回は短編集。

要は"朝永嘉夫"が二重人格ということでの名探偵なのですが、実はこの人形"鞠小路鞠夫"が名探偵過ぎて、基本的には人形さえ登場させれば一気に解決に進むというストーリーが多い(汗)。
しかしマンネリになりやすいその路線は変えずに、読み手のトータルな興味を主人公の"妹尾睦月"と"朝永嘉夫"との恋愛の進んでいく部分に向けさせているのは非常に巧いつくり方なんじゃないかと。
もちろん、そのせいで今作が推理小説としては評価されにくいんじゃないかとも思いますが。

基本的に1点突破の骨太のトリックをつくるのが巧く、また特に短編では(長編でもよくあったけれど)そのトリック1つで作品をつくりあげていくことが多いように思う筆者なので、トリックの出来が推理小説としての出来に直結する部分はあるかと。本作が短編集ということもあり。

そんな短編6編の中で個人的になかなか良いなと思ったのは「ママは空に消える」。
実際のところは作品タイトルからもトリックの答えはうっすら見えますが、なかなかにかわいいトリックと真相なんじゃないかと。そのトリックを取り巻く事件の方はそういうわけでもないんですが(汗)。


今作を最後にもう10年以上新作が書かれていない「人形シリーズ」ですが、せっかくのキャラの強さを確立している作品なのでまた新作を期待したいところ。
この先の2人の関係を描くのも野暮かとは思うので、良いところで終わっているとも思えるんですけどね  
Posted by toshihiko_watanabe at 00:24Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加