LINEのタイムラインに書いていたことなのだけれど、ここにも加筆修正して載せておこうかと。
2月中旬に献血ルームで骨髄バンクに登録。
登録は、登録申込書への記入と2ccの採血で終わり。
そして約2週間後に、白血球の型が適合したのでドナー候補者になったとの通知が封書で来た(汗)。
型が適合する確率は、数万〜数百万分の1くらいに低い確率らしいのですが。
これは当然、患者さんはすでに登録していてそこに型の合う自分が骨髄バンクに登録してきたということですが。
骨髄バンクに登録してから時間が経って、環境の変化によりドナー候補を断らざるをえないケースもあるらしいのですが、自分はたった2週間前となにか変わっているハズもなく(笑)、引き受けることに。
通知が来た封書の中の6枚の書類に必要事項を記入して返送。健康状態について記入することも多くて、去年の健康診断の数値を書き込んだりしたので返送までにやや時間がかかってしまいましたが。
2日後に、骨髄バンク側で自分を担当するコーディネーターが決定したとの封書が到着。
さらに2日後の午後にコーディネーターとの初めての電話。改めて口頭での提供意思確認と、こちらが記入した書類の内容についての確認。
提供前の医療機関での検査検診は、なるべく最寄りの病院(近所の総合病院も入っていた)になるように手配するけれど、担当医(いくつかの病院を持ち回りのよう)が1人に固定されるので医師側のスケジュールに合わせてこちらが向かう病院が決められるということもあるということ。
そして患者側が急いでいるとのことで、検査が順調にいけば約1ヶ月半後の5月中旬以降に、骨髄提供の場合は3泊4日、末梢血幹細胞提供の場合はもう数日ほど長い入院での採取となるとのこと。
入院のスケジュール等は最初に届いた封書に入っていたパンフレットで一応わかっていたし、こちら側からは特に問題なく初めての電話は終了。
が、そこからわずか2時間半後にまた電話が来て、
「患者側からの移植手術中止の意思により、今回のドナーコーディネートは終了となりました」
とのこと。
移植中止というのは、患者さんが亡くなったか手術に耐えられない病状になってしまったことと想像されるのでちょっと暗い気持ちにはなりましたが、まあこればかりは仕方がないとしか言いようがないので。
もちろん自分があと3ヶ月でも早く骨髄バンクに登録していれば移植手術が実現していた可能性は高まるはずですが、この辺はすべて巡り合わせと運と考えるしかないのかなと。
今回のコーディネートは終了となってしまいましたが、ドナー登録はもちろん継続としておきました。
4日後に届いた、コーディネート終了についての封書。
大病や障害ということは、たまたま今自分に起こっていないだけで明日は我が身。
将来にもし自分や身近な人がそうなった場合には救いとチャンスがある社会であってもらいたいと思うし、それには協力していきたいと考えているのですが。
ちなみにドナー候補者となって移植手術まで進む確率は60%ほどらしいのですが、今回提示されたスケジュールからしてもなかなか大変なようなので、ドナー側で健康面もともかく都合でやむなく断る人もいるのだろうなと。
提供前の医療機関での検査検診が、平日の日中に平均で計8回。そして骨髄採取の手術も平日の3泊4日というのは、平日に普通に働いている人にはなかなかハードルが高い。
入院への補助は、例えば自分の住んでいる自治体だと入院日数×2万円の補助金(雇用されている事業所にはさらに入院日数×1万円)が支給されるのですが、その前の医療機関での検査検診は無償(手術を含めた受診費用は患者の健康保険から)だし、交通費はこちら持ち。
ボランティアと考えるべきなのでそう大きな金額ではない出費は仕方がないと思いますが、やっぱり平日にこのスケジュールを組み込んでいくのは、勤めている会社の理解もないとムリでしょうし。
独り身の自分でさえ、2匹のネコをどうしようかとは考えたり。
1匹はペットホテル(1泊3000〜5000円くらい)でいいとはいえ、もう1匹の老猫は毎日投薬をしないといけないので、動物病院で最大何泊まで預かってくれるのかと一応聞いてみたりもしましたが。
ドナー候補者に選ばれるというのは、骨髄バンクに登録している人全体でも1/3程度の確率らしく、残り2/3の人たちは1度も通知が来ることなく54歳で登録を外れていくそう。
その確率からは、今後自分が再度ドナー候補者になる可能性は極めて低いハズですが、とはいえ万一その機会がまた来た時には、提供出来る環境かつ健康体でいられたらいいなぁと。
Cinema@Watanabe