2023年09月13日

続・4年ぶり2回目

先月書いた、4年ぶりにドナー候補者に選ばれたという話。



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Web問診で回答した数日後に届いたオレンジ色の封書。内容はWeb問診と同じなので返信の必要はなし。
紙のムダだなとは思うものの、携帯電話に届くメッセージでは気づかない人もいるだろうし確実に伝えるためには仕方がないのか。


自分の方では今回の話以前に健康診断の胸部X線検査で引っかかっていて、先々月から呼吸器科で精密検査。骨髄バンクにはその結果が出たら連絡をくれと言われたのですが、精密検査の結果はがんや結核ではなく気管支炎だけれど病名はまだ確定されず。投薬しつつ数ヶ月に1回肺のCTを撮って経過観察ということに。
あと、精密検査の一環で頭部のCTを撮ったら重度の副鼻腔炎ということで耳鼻科にも回されることに。もともと鼻炎ではあったんですが。耳鼻科では、こちらも投薬しつつ経過観察をして手術するかどうかを判断するということに。

で、そういう状況になったと骨髄バンクに連絡をすると、投薬をしていると"治療中"という扱いになるそうでドナー候補からは外れるのだそう。
ということで今回のドナー候補の話は終了となってしまいました。

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まあ現在気管支炎と副鼻腔炎とでこれだけの量の薬が家にあるので、まずはお前がちゃんと治せという話にもなりますが。それぞれ経過観察ということで抗生物質は弱めのものらしいのだけど、咳と痰と鼻づまりの症状にはけっこう効き目が出ている。

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後日骨髄バンクから届いた封書。
とりあえず1年間はドナー候補の検索対象からは外れるとのことで、1年経たずに治療が終了したら連絡してくれとのこと。聞いてみたらもし鼻炎の薬だけだったとしても"治療中"という扱いになるそうで、本当に健康体でないとドナーにはなれないのだなと。
年齢が上になるほど何かしらの治療中になる可能性は上がるので、20代30代で骨髄バンクに登録してくれる人が増えないと骨髄提供まで進みにくいということになる。
まあどこの誰かもわからない患者さんが1番残念(ドナー候補が見つかった時点では伝えられていないだろうけど)ということになるけれど、自分の方もけっこう残念。まずは自分の治療が上手くいって、1年以内にまた骨髄バンクに連絡が出来ればいいのですが。
  

Posted by toshihiko_watanabe at 21:28Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年08月10日

4年ぶり2回目

4年前に骨髄バンクにドナー登録して、その後すぐにドナー候補者になって提供の手順は進めていったものの結局患者側都合で中止になったという話は当時書いたのですが。



昨日スマホにメッセージが来て、患者との白血球の型が適合したのでドナー候補者になったと。ドナー登録者と患者の型が一致する確率は数万人に1人とかの低確率らしいけれど、いったいどういう引きなのか。

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まあ他人様の役に立てることはやっておこうということで、Web問診で提供希望と回答した上でその他いろいろと入力。入力項目はけっこう多いけれど、前回は封書が送られてきて紙での返信だったのでだいぶラクになった。

今日にはもう骨髄バンクの人から電話がかかってきてのやりとり。
こちらはこちらで気管支炎の精密検査の結果待ちでそれが今月末なので、それを通過してから改めて連絡してくるとのことで。
とりあえず話が進んだらまたここに書いていこうと思います。  
Posted by toshihiko_watanabe at 20:58Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年03月19日

ドナー候補者になった話

LINEのタイムラインに書いていたことなのだけれど、ここにも加筆修正して載せておこうかと。


2月中旬に献血ルームで骨髄バンクに登録。
登録は、登録申込書への記入と2ccの採血で終わり。

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そして約2週間後に、白血球の型が適合したのでドナー候補者になったとの通知が封書で来た(汗)。
型が適合する確率は、数万〜数百万分の1くらいに低い確率らしいのですが。

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これは当然、患者さんはすでに登録していてそこに型の合う自分が骨髄バンクに登録してきたということですが。
骨髄バンクに登録してから時間が経って、環境の変化によりドナー候補を断らざるをえないケースもあるらしいのですが、自分はたった2週間前となにか変わっているハズもなく(笑)、引き受けることに。


通知が来た封書の中の6枚の書類に必要事項を記入して返送。健康状態について記入することも多くて、去年の健康診断の数値を書き込んだりしたので返送までにやや時間がかかってしまいましたが。

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2日後に、骨髄バンク側で自分を担当するコーディネーターが決定したとの封書が到着。

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さらに2日後の午後にコーディネーターとの初めての電話。改めて口頭での提供意思確認と、こちらが記入した書類の内容についての確認。
提供前の医療機関での検査検診は、なるべく最寄りの病院(近所の総合病院も入っていた)になるように手配するけれど、担当医(いくつかの病院を持ち回りのよう)が1人に固定されるので医師側のスケジュールに合わせてこちらが向かう病院が決められるということもあるということ。
そして患者側が急いでいるとのことで、検査が順調にいけば約1ヶ月半後の5月中旬以降に、骨髄提供の場合は3泊4日、末梢血幹細胞提供の場合はもう数日ほど長い入院での採取となるとのこと。
入院のスケジュール等は最初に届いた封書に入っていたパンフレットで一応わかっていたし、こちら側からは特に問題なく初めての電話は終了。



が、そこからわずか2時間半後にまた電話が来て、
「患者側からの移植手術中止の意思により、今回のドナーコーディネートは終了となりました」
とのこと。



移植中止というのは、患者さんが亡くなったか手術に耐えられない病状になってしまったことと想像されるのでちょっと暗い気持ちにはなりましたが、まあこればかりは仕方がないとしか言いようがないので。
もちろん自分があと3ヶ月でも早く骨髄バンクに登録していれば移植手術が実現していた可能性は高まるはずですが、この辺はすべて巡り合わせと運と考えるしかないのかなと。 
今回のコーディネートは終了となってしまいましたが、ドナー登録はもちろん継続としておきました。


4日後に届いた、コーディネート終了についての封書。

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大病や障害ということは、たまたま今自分に起こっていないだけで明日は我が身。
将来にもし自分や身近な人がそうなった場合には救いとチャンスがある社会であってもらいたいと思うし、それには協力していきたいと考えているのですが。


ちなみにドナー候補者となって移植手術まで進む確率は60%ほどらしいのですが、今回提示されたスケジュールからしてもなかなか大変なようなので、ドナー側で健康面もともかく都合でやむなく断る人もいるのだろうなと。
提供前の医療機関での検査検診が、平日の日中に平均で計8回。そして骨髄採取の手術も平日の3泊4日というのは、平日に普通に働いている人にはなかなかハードルが高い。
入院への補助は、例えば自分の住んでいる自治体だと入院日数×2万円の補助金(雇用されている事業所にはさらに入院日数×1万円)が支給されるのですが、その前の医療機関での検査検診は無償(手術を含めた受診費用は患者の健康保険から)だし、交通費はこちら持ち。
ボランティアと考えるべきなのでそう大きな金額ではない出費は仕方がないと思いますが、やっぱり平日にこのスケジュールを組み込んでいくのは、勤めている会社の理解もないとムリでしょうし。


独り身の自分でさえ、2匹のネコをどうしようかとは考えたり。
1匹はペットホテル(1泊3000〜5000円くらい)でいいとはいえ、もう1匹の老猫は毎日投薬をしないといけないので、動物病院で最大何泊まで預かってくれるのかと一応聞いてみたりもしましたが。

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ドナー候補者に選ばれるというのは、骨髄バンクに登録している人全体でも1/3程度の確率らしく、残り2/3の人たちは1度も通知が来ることなく54歳で登録を外れていくそう。
その確率からは、今後自分が再度ドナー候補者になる可能性は極めて低いハズですが、とはいえ万一その機会がまた来た時には、提供出来る環境かつ健康体でいられたらいいなぁと。

  
Posted by toshihiko_watanabe at 21:41Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加