ピンク・フロイドの1975年のアルバム『Wish You Were Here(炎〜あなたがここにいてほしい)』。SACDハイブリッド盤。
昨年発売の輸入盤ですが、ブック型のデジパック。
ポストカードが付属していた。
だいぶ前に、たぶん3回目の購入だった1973年の『The Dark Side of The Moon(狂気)』のSACD盤のことを書きましたが、今回の『Wish You Were Here』も高校生の頃に普通にプラケースのCDを買ったあとに2000年発売の紙ジャケット盤(黒ビニールに入った)を買い直しているので、どうやらこれも3回目の購入だったよう(爆)。
まあ今回も5.1chのサラウンドで聴けるというのが買った理由なので、普通のリマスター盤を買い直すのとは違うってことで(汗)。
再生はいつも通りに、
Pioneer BDP-440(ユニバーサルディスクプレイヤー)→YAMAHA AX-V565(AVアンプ)→Pioneer S-A4SPT-VP / YAMAHA NS-C310 / Pioneer S-HS01(スピーカー)
で5.1chのサラウンド再生。
サウンドの方は、SACDのおかげか1曲目の「Shine On You Crazy Diamond (Part One)」からデヴィッド・ギルモアのギターのサウンドがとにかく素晴らしい。
曲の後半で突然後ろから笑い声が聞こえてきてギョッとするものの、後ろ側に振り分けられたサウンドはシンセの一部や反響音が中心。
基本的に『The Dark Side of The Moon (狂気)』のサラウンドのミックスと同じように、バンドのサウンドは前面に固められているものの、中盤の3曲はSEも多いので周囲からサウンドに囲まれる箇所もいくつか。
またサラウンドになったことにより当然ミックスが変わった部分もあるので、2曲目の「Welcome To The Machine(ようこそマシーンへ)」の中盤では、今まであまり印象に無かったティンパニかチューニングを緩めたフロアタムかといった音が大きく聴こえてきて驚く。
3曲目の「Have A Cigar(葉巻はいかが)」の最後のSEが右後ろに集約して次の「Wish You Were Here(あなたがここにいてほしい)」 へと入るのはまあ予想出来ましたが、サウンドの動きはかなりキレイ。
基本的には今までのCDでのミックスのイメージから大きく逸脱はしないサラウンドミックスでしたが、音世界が広がったことにより今までより聴き取りやすくなった楽器のサウンドもあったりして、さんざん聴いたこのアルバムもまた聴く機会が増えそうな。
名盤を買い直す理由(笑)としては、普通のリマスター盤よりはちゃんとした理由になりえると思います。
ピンク・フロイドの次のSACDサラウンド盤はおそらく1979年の『The Wall(ザ・ウォール)』になると思うんですが、このペースだと次がいつ出るのやら(汗)。
まあ気長に待ちたいと思います。