自分がメインで使っている、FenderUSAのJazzBass。1973年製。
1973年製というのはシリアルナンバーからわかるのだけれど、指板の黒のブロックインレイもこの時期のモデルの特徴。
で、買った時の領収証を発見。
まだ消費税率3%だった22年前(汗)(5%への引き上げは、1997年4月)。
1973年製としては格安だったのは塗装がボロボロだったからなのだけれど(キレイなら当時でも20万円台。今は40万円以上はする)、その後約10年かけての再塗装(リフィニッシュ)&フレット打ち替え&若干のパーツ交換等で結局+15万円以上かかった(爆)。
そして再塗装をしてしまうと、ヴィンテージ楽器としての価値は無しということに……まあ飾るために持っている楽器ではないので、そこは別に良いのだけれど。
オリジナルの状態だと、今は50万円近い値段がついているものも(汗)。
http://www.hyperguitars.com/items/index03133.html
↓ヘッドのロゴが入っている面だけは再塗装されていないので、塗装はここだけが45年前からの状態。
で、交換したパーツのひとつ、オリジナルのブリッジを引き出しから発見したので、ちょっと戻してみようかと。
オリジナルのブリッジから交換した理由は、買ったときはまあまあサビが多かったのでクレ556を大量にふりかけて擦りまくったら、弦が乗る駒のネジ穴も滑りがよくなってしまい、弾いているうちにだんだん弦高が下がってくるようになってしまって使い物にならなくなった(爆)。
ということで有名どころでネジ穴の位置も同じだしいいだろうということで、バダスのブリッジに交換。
特にバダスが好きだったわけでもなかったのですが、おかげでこの楽器を見た人には「ああ、マーカス(・ミラー)好きなのね」と言われるように(汗)。
自分はまったくスラップをやらないし、演奏スタイルもまったく違うのですが……。
弦を外してバダスのブリッジを外して、オリジナルのブリッジを装着してみることに。
……ネジが最後まで回りきらない(爆)。
理由は、再塗装された際にいったんネジ穴を埋めてから塗装されたあとに改めて開け直されたからで、やや厚みのあるバダスのブリッジに合わせてのネジの長さまでしか開けられていない。
オリジナルのブリッジはバダスより薄いので、ネジ穴はより深くなる、と。
力任せでネジを回せばネジ穴は深くなるものの、木が割れるかもしれないし今回はヤメておきました。
他に購入後に交換したパーツは、ペグをヒップショットのDチューナーに交換。
これは買ったときから回りが悪いペグが1つあったからで、どうせ交換するならDチューナーにしてみるかという理由で。
交換してから22年間、絶対に必要だと思ったことはほぼありませんが(爆)。
オリジナルのペグは、今改めて回してみるとそこまで回りが悪い感じもせず、そして今付いているペグよりもサビは少ない。
これも、いずれオリジナルに戻してみてもいいかなぁと。
当時、一生弾いていける楽器を買おうと楽器屋を巡って、今そうなりつつあるのはなにか不思議な感じもする。
まあ、これからもこの楽器を抱えて生きていきます。
Cinema@Watanabe