2011年12月10日

Paula Cole / Courage

最新作は去年発表されていますがその前作の、Paula Cole(ポーラ・コール)の8年振りのアルバム『Courage(2007年)』。
ポーラ・コールは大好きなミュージシャンなんですが、'00年代前半は動きがほとんどなかったので、アルバムが出ているのを知らなかった(汗)。

Courage

内容は、ややジャズ寄りのかなり落ち着いたアルバム。
核となる曲がもっと欲しいかなという印象も受けますが、彼女の作曲のレベルの高さは相変わらずですし、過去作での情熱的な歌い方が出来なくなったのではなく"抑えている"というのが伝わる。
アルバムの最終曲「Until I Met You」は"抑えた熱さ"が顕著な落ち着いた佳曲かと。



さて、自分のポーラ・コールとの出会いは、中古でジャケ買いした『Amen(1999年)』。

Amen

今ジャケットを見ても、なんでこれを買おうと思ったのかは謎ですが(爆)、アルバムで聴こえてきたベースのサウンドとフレーズがどうも聴き覚えがあると思ってブックレットを見ると、ベーシストはあのトニー・レヴィン
ポーラ・コールピーター・ゲイブリエルのツアー('90年代前半)にコーラスで参加していた縁での参加だと思いますが、そういった情報もすべてあとから知ったという。
自分の嗅覚もなかなか大したものだなと(笑)。
アルバムでは「Pearl」がとにかく素晴らしい。


もちろん彼女の大出世作である『This Fire(1996年)』 もそのあとすぐに聴いて、長い間ヘビーローテーションになったのですが。
日本でもそれなりに売れたせいか、現在中古盤に数百円の値札が付いているのは悲しい

This Fire

このアルバムでもすでにトニー・レヴィンはベースを担当していて、アルバム終盤で突如聴こえてくるピーター・ゲイブリエルの歌声を初めて聴いたときはビビった(笑)。
I Don't Want To Wait」はやっぱり超名曲。



ソロ第1作の『Harbinger(1994年)』もまだ荒削りながら良作だと思っていますし、要はどのアルバムも好きだということで
最新作『Ithaca(2010年)』も悪いはずはないと思っているので、なるべく早く聴きたいと思います。  

Posted by toshihiko_watanabe at 23:15Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加