2012年02月28日

John Abercrombie Ralph Towner / Sargasso Sea

John Abercrombieジョン・アバークロンビー)とRalph Townerラルフ・タウナー)の2人のギタリストによるデュオアルバム『Sargasso Sea(1976年)』。
ラルフ・タウナーはもちろんいつも通りピアノも弾いていますが。

Sargasso Sea

自分としてはラルフ・タウナーのファンということで手にしたアルバムですが、極めてハイレベルな音楽理論と知識を有するこの2人が紡ぐ音楽はかなり興味深い。即興による部分もかなり多くを占めていますが。

5曲目の「Elbow Room」ではジョン・アバークロンビーがエレクトリックギターをかき鳴らしていて、序盤からのアルバムの音世界を破壊しているのですが(笑)、これをサウンドとしてはやや単調なアルバムへの変化球と取るか、悪い意味でのノイジーサウンドと取るのかはまだなんとも。

スピーカーの前でアルバムと対峙しても、流してBGMにするにしても、どちらでもOKな長く聴けるアルバムだと思うので、その答えはまだまだ先かと。
まあずっと聴いていると、変化球的な曲にも絶対に慣れてしまうんですけどね。  

Posted by toshihiko_watanabe at 23:25Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年08月18日

Ralph Towner / Batik

ちょっと前に買っていたRalph Towner(ラルフ・タウナー)の1978年のアルバム『Batik』。

Batik

ベースにEddie Gomez(エディー・ゴメス)、ドラムにJack DeJohnette(ジャック・ディジョネット)と、Ralph Townerにしては珍しく、わかりやすい豪華なメンツ(爆)。
元々Ralph Townerは、ピアノとクラシックギターと12弦アコースティックギターを駆使して、1人多重録音でアルバムを完成させられるミュージシャンなので、あまり豪華な共演者のイメージがないというのもありますが。

ベースとドラムは、Bill Evans(ビル・エヴァンス)のモントルーのライヴ盤でのコンビですが、ビル・エヴァンストリオとは1人違うだけなのに、出てくる音楽はまったく違いますやね。

Eddie Gomezは大好きなベーシストなのですが、このアルバムではJack DeJohnetteがかなりフューチャーされていて、あまり強い存在感はなし。
というか、Ralph Townerの存在感さえちょっと希薄に感じるような(爆)。

アルバム通しての印象だと、
Towner: 3.5
Gomez: 2
DeJohnette: 4.5
って感じですかね

もちろんJack DeJohnetteのドラム、特にシンバルはとても美しいのですが(汗)。


まあでも、アルバムとしては静かな、美しいアルバムの1枚だと思います。


Ralph Townerが参加している、Oregon(オレゴン)のアルバムがAmazonだとけっこう安いので、久しぶりに買ってみようかと。
  
Posted by toshihiko_watanabe at 23:49Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加