2014年03月02日

ユニコーン / 手島いさむ50祭 ワシモ半世紀 (Blu-ray)

ユニコーンの、昨年末発売の『手島いさむ50祭 ワシモ半世紀(Blu-ray)』。

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2013年8月27日と28日の両日に日本武道館で行なわれたイベントのうち、27日の方をメインに収録されたビデオ。

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メインはもちろんユニコーンなのだけれど、演奏内容はまあまあといったところ(笑)。
出だしの「Feel So Moon」はけっこう勢いがあって良いと思うのだけれど。
阿部義晴さんの声の調子は あまり良いとは言い難く、それでいてミックスで大きめの音量になってしまっていたりするので、リードボーカルをとっている「WAO!」「オレンジジュース」あたりは、前回のツアーのビデオと比べると正直出来は良くないと思う。

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しかし個人的に気になったのは、ボーナストラック的に収録されている8月31日に同じ武道館で演奏された「大迷惑」。
今までシンセで鳴っていた部分が、メロトロンのストリング(3Violins)に置き換わっているという(!)。
約25年前の曲を、さらに古い楽器(のサウンド)でアレンジを変えてくるというのはあまり聴いた覚えの無いやり方なのですが、これがハマっていてカッコいい。
このアレンジはぜひこれからもやってもらいたいと思います。


他に気になったのは、やはりボーナストラック的な収録なのですが、PUFFYの「欲望」という曲で、手島いさむバンドにPUFFYの大貫亜美さんと曲の作曲者のフジタユウスケさんが加わったバージョン。
大貫亜美さんはバッキングギターを演奏して、歌っているのはフジタユウスケさんなんですが、これがPUFFYのバージョンよりはるかに良い(爆)。

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曲が収録されているPUFFYのアルバム『Thank You!(2011年)』からは、「マイカントリーロード」も作曲者の奥田民生さんが『O.T. Come Home(2013年)』でセルフカバーしているのですが、これもPUFFYのバージョンよりずっと良い(笑)。
PUFFYの存在価値はなんぞや?ともなるんですが、まあPUFFYならではって部分ももちろんあるので。


前回の、ドラマーの川西幸一さんの50歳記念イベントと違って今回は映像としてパッケージ作品となりましたが、次のEBIさんと奥田民生さん?の50歳記念イベントもなんらかのカタチでパッケージ作品化してくれれば。
色々なミュージシャンが見られる盤は、やっぱり面白いところがあるので。  

Posted by toshihiko_watanabe at 23:11Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加