イエスに1983年から1994年まで在籍したギタリスト/ヴォーカリストのTrevor Rabin(トレヴァー・ラビン)が、イエス加入以前に母国南アフリカで加入していたバンド、『Rabbitt(ラビット)』のアルバム2枚。紙ジャケ盤。
中古で1枚1000円だったので(笑)購入。
『Boys Will Be Boys <青春の悪戯>(1976年)』
『A Croak & A Grunt In The Night <裸の青春>(1977年)』
ジャケもダサいけど邦題も強力にダサい(笑)。邦題は付けなくてもいいんじゃないかと。
内容は、まず70年代の南アフリカ共和国での録音ということもあってかあまり音質は良くない(汗)。曲調は当時の世界的な流行りに乗ってか、10ccやREO Speedwagonっぽいものがけっこうあり。
ラビンのヴォーカルは、その後のイエスでやソロでのものと違ってまだまだキャラクターが確立していない感じがしますが、Jethro Tullのカヴァー曲の「Locomotive Breath」の歌声はやたらイアン・アンダーソンっぽい(笑)。
トレヴァー・ラビンの経歴の上では、資料的な価値として評価した方が良いような2枚のアルバムでしょうが。
セカンドはちょっとだけ良い。
トレヴァー・ラビンは、イエス脱退後は『アルマゲドン』『ディープ・ブルー』『ナショナル・トレジャー』等の映画音楽の作曲家としての方が有名になったかもしれませんが、ギタリスト/ヴォーカリストとしても強い個性を持ったミュージシャンなので、またポップ/ロックサウンドでも多少はやってもらいたいなぁと。
同じく元イエスのヴォーカリスト、ジョン・アンダーソンと一緒に活動するという噂があるらしいので、それはちょっと期待したいかなと。