『ウォレスとグルミット』の2008年制作の短編作(30分)、「ベーカリー街の悪夢(Blu-ray版)」。
2009年に、日本で映画館で公開されていた時にも行きそびれて、DVD / Blu-rayで発売されたのもすでにちょっと前なんですが、今回やっと買って見ました(汗)。
『ウォレスとグルミット』は10年ちょっと前に知って以来大好きな作品で、もっと多くの作品を観てみたいとは常に思うのですが、粘土でつくったキャラクターを1コマずつ撮影していくというつくられ方なので、寡作になってしまうのはしょうがない。
1分の映像をつくるのに1ヶ月かかるとも言われていますしね。
ちなみに自分の部屋のPCデスクには、グルミットのぬいぐるみが張りついています
さて前作の長編映画から3年振りの本作では、パン屋になっているウォレスとグルミットのコンビ。
そういえば以前の作品『危機一髪!』でも窓拭き屋になっていましたが、そこいらへんの理由が語られることはなし(笑)。まあウォレスの発明家という部分の延長なんでしょうが。
話の展開は相変わらずで(爆)、ウォレスがトラブルの種を拾ってきて、グルミットが(犬なので)一言も語らないままにその解決の為に奔走するという。
Blu-rayということもあってか粘土に残された指紋も見えて、粘土でつくられたキャラクターが動いているという実感がよりあるかも。
グルミットは目の動きですべてを語り尽くしていて、相変わらず最高なキャラです
終盤は毎度お馴染みのアクション俳優張りの動きもみせる。
また今作も有名映画の一部を演じてみたり、レコードのアルバムタイトルが犬関係のダジャレになっていたりと、些細なところで芸が細かい
粘土の造形によるという手法もそうなんでしょうが、結局全体が非常に丁寧につくられているシリーズなんだと思います。
また次作は数年後でしょうけど、気長に待ちたいなと。