自分が最初にエレクトリックベースギターを買ったのがちょうど30年前で、それ以降にもらい物の安物のアコギやエレクトリックギターを人にあげたことはあったのだけど、他に売却したりしたものはなかったので楽器は増えていく一方。
さすがに長いこと弾いていないものや今後も弾く機会が無さそうな楽器も出てきてここ数年は整理を考えていたのだけど、楽器屋やリサイクルショップの実店舗で買い取ってもらうならラクだけれどそれだと二束三文の値しかつかないのは明らかで、しかしネットで売却するとなると発送の手間やらが面倒なのもまた明らかで、なかなか実行に移せず。
とはいえいつかはやらなければということで、先月についにヤフオクに3本を出品。
Ibanezの5弦エレクトリックベースギターのEDA905。2003年に楽器店で新品で購入して、2009年くらいまではLiveで使っていたよう。定価が約10万円でそれを6万円台で購入したような。
購入した理由は、自分のメインのエレクトリックベースギターの1973年製Fender JazzBassをボディーのリフィニッシュ(再塗装)に出すことになって何ヶ月か手元にない状況になることになったのと、5弦ベースも持っておこうかということで。
ネックの幅が広いのは自分の好みではなかったのだけど、3.8kgと軽いのと抱えたときにバランスが良いというのは良かった。
買ったときに付いていたコントロールノブの説明のパネルがあって、自分の物持ちの良さに驚く。マグネティックのピックアップと振動を直接拾うピエゾピックアップのそれぞれのサウンドをミックス出来るというシステム。マグネティック10 : ピエゾ3くらいのバランスで使っていましたが。
ただネック幅の狭いFender JazzBassのほうが自分には明らかに弾きやすくて、サウンドもさすがにJazzBassの方が良いので出番は減少していって、もう10年以上弾いていなかった。
YAMAHAのエレクトリックガットギターのAEX500NS。NSはナイロンストリングスのことのハズ。2005年くらいに楽器店で新品で購入。定価は不明で、購入価格は5万円くらいだったような。
アコースティックのデュオを組むことになって、アコギ2本というのもありがちなので自分の方はガットギターが良いかなと思って購入。エレクトリックギターのようなソリッドボディー(穴が空いていない)でハウリングを起こしにくいので音量を大きく出来るというのは良かったのだけれど、やたらとすぐ劣化する弦の交換は面倒だし、デュオの組み合わせもアコギ2本で別に良かったなということにはすぐ気づいた(爆)。
Liveでも数回使用したけれどそもそも絶対にガットギターでなければという曲もあまりなく、このあとにアコースティックギターを買って以降は完全に出番が無くなってこれも10年以上弾いていなかった。
Ibanezの5弦エレクトリックベースギターのATK315。2018年にヤフオクで約3万円で購入(中古)。買った理由はFender JazzBassが1973年製ということでヴィンテージと呼ばれる世代になっていってしまい、壊れたり盗まれたりすると代えが効かないというものになってしまって外に持ち出す機会は減らそうかということで。
この楽器についてはブログでも何度か書いてきた。
上記2本の楽器と違って、これは直近までずっと現役だった。3月に久しぶりにスタジオに入ったときもこの楽器を持っていっていたし、当然手入れもしていたのでペグなどの金属パーツもキレイ。
ただ最初に抱えたときからわかっていたのだけど、重すぎた。EDA905が3.8kg、Fender JazzBassが4.0kgのところ、このATK315は4.8kg。
ギグバッグに入れて背負って移動しているだけでもかなり疲れたし、立って弾いていると正直体調が悪くなっていくレベル。3月のスタジオは2時間だったのですがやっぱりキツいなと痛烈に思って、売却することに。
1弦にハイC弦を張るセッティングにしていたのですが、さすがにヤフオクに出品するときには5弦がローBの普通の5弦ベースのセッティングに戻しておいた。
3本ともに入札が入って、すべて落札された。
EDA905が意外に伸びたなという印象。20年前の楽器で状態が良いものは少なくなってきているらしく、ちょい希少価値があるということで値段が上がったよう。オークションならではというところか。
送料を出品者負担にしているし落札システム手数料の8.8%も引かれるので、実際に受け取った金額はこの80%くらいですが。
今回3本を整理出来て、これで自分が所有している弦楽器は全部で7本。これらはすべて現役で用途がダブったりもしていないので、今のところさらに整理していくつもりは無し。
売却金を軍資金の一部にして、そのうちに軽い5弦ベースを買おうかと思っています。